72-48候 水始涸(みずはじめてかる)
秋 秋分 24節気72-48候 水始涸(みずはじめてかる)
水田に於いて、他に貼った水を抜く行為は2回ある。
1回目は【中干し】といい、田植えした稲が勢いよく生え揃った頃に1〜2週間水を抜く。それにより余分な分けつを抑え、根を深く充分に育てることができるそうな。その後、再度水を溜めること約1ヶ月ほどで出穂、花が咲く。
2回目は【落水】といい、刈り入れの準備として水を抜くことで、いよいよ黄金に染まる見事な田を観ることができる時期。落水の時期を間違えずに置くことで稲刈りの作業性を高める意味合いもあると言う。
さて、水始涸(みずはじめてかる)
落水の時期がきました。画像は2016年に育てた我がバルコニー水田【落水】時期のもの。
中干しも落水も稲の積算温度と日照時間と言う複雑な科学を必要とすることを我がバルコニーで育てたプランター稲で師匠や友に教わり知りました。
それは、二度と稲を育てることができなかった大きな理由のひとつでした。
お百姓さんは偉い!凄い!
あらためて、感謝を込めて新米を戴くことにしましょう。
2024年10月3日(水)【旧暦 長月1日】