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新時代の教育を旧時代の私達が考えるという難しさ。

この間、見るだけで意識高くなった気がしてくるPIVOTを見ていた。知的好奇心を満たしてくれるような面白いコンテンツが多いので、私はよく見ている。ビジネスのコンテンツとかは一体自分にとってどう役立つのかはわからないが、なんとなく見ているだけで出来る自分になった気がしてくるので、そういう気分になりたい時におすすめだ。

先日、ソファでゴロゴロしながら、PIVOTチャンネルを見ていたら、私に直接関係のあるコンテンツがあったので見てみた。

藤原和博さんは教育界ではとても有名な方のようだ。私は前に本を読んだことあったような?というくらいの認識だったのだが・・・。

藤原さん曰く、今は勉強ができる子とできない子(勉強ができるという表現が正しいのかはさておき)の差が激しいらしく、そこでも格差が広がっているようだ。格差、格差と世知辛い世の中・・・。そのため、今までのように平均あたりの学力の子供に照準をあてていては、極端な話、誰にもささらないような教育をしてしまうことになるようだ。そのため、YouTubeなどをはじめオンライン教育もフル活用して、時代にあわせて工夫していかなきゃだめだよねみたいな話だった。あとは先生の負担が多すぎるからそれもどうにかしないとねというような事を話されていた。
話を聞いていて思ったのだが、今子供が通っている公立小学校では既に行われているという事が多かった。先生の負担については、かなり分業が進んでおり、先生が子供に教えるという事に専念できるようになっている。事務的な事は別の担当者がいるし、例えば欠席などの連絡も看護師が窓口になっている。その他も色々と担当が分かれている。親からしたら何でも先生に相談すればいいとはいかないので、慣れるまでは多少困ることはあるが、まぁ慣れてしまえばどうってことはない。また、クラスの人数も少ない。20人弱を低学年なら複数人の先生で、中高学年でも担任にくわえ必ず副担任のような先生がついている。そのため、先生はクラス内で子供にあわせた教育をすることができる。子供によって、得意不得意があるのは当たり前という考え方が前提となっているので、算数や文章読解などはクラスの中でレベル別でグループ分けしている。また、特に苦手な子達に向けては補修クラスのようなものが用意されている。これはまた別の担当の先生がいる。逆にすごくよく出来る子にも特別クラスが用意されていたりする。これもまた別の担当の先生がいる。
できる子にはどんどん難しい事を教えていくので、学力格差をさらに大きくしていくような仕組みであることは間違いない。これは個人的な意見だが、学力テストの平均とかで、その学校のランキングも変わってくるので、できる子はどんどん伸ばして点数稼いでもらおう!!そうすると学校ランキングもあがって、財政的にも潤うし、できない子のフォローも強化できるしいいよね!というような感じを受ける。非常に合理的である。
オンラインの活用もかなり進んでいると思う。課題などでも、このYouTube番組を参考にとか、このYouTube番組を見て、それに対する意見をまとめよとかよくある。ゲーム的な要素を含んだ子供が好きそうなオンラインの教育プログラムもたくさん活用されている。子供のレベル別にどのプログラムをやるようにとか指示があったりもする。
ただ、ここまで書いていて感じるのだが、アメリカの教育を追いかけるような感じになってしまうのが、本当に良いのかはわからない。今の日本の教育のままじゃよくないにしても、もっと日本独自路線を行くというのも良いのではないかと個人的には思う。リスクはもちろんあるとは思うが、このままでは日本はダメだ・・・とか言われている現状を考えると、同じ事をやってもダメなのでは?と思うのだ。私が具体的な案を思いついていないので、偉そうな事を言ってはいけないのだが。

とりあえず今読んでいる本を読み終わったら、藤原さんの「学校がウソくさい」という本を読んでみようと思う。


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