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【アメリカ駐在】駐妻的サンクスギビングディナー

今年もまたサンクスギビングの季節がやってきた。サンクスギビングというのは日本語に訳すと感謝祭、豊作の収穫期を祝い、神に感謝する日だ。日本のお正月のような感じで、アメリカではサンクスギビングには遠方に住んでいる親族なども集まり、皆でご馳走を食べたり、楽しい時間を過ごすというのが一般的のようだ。
伝統的なサンクスギビングディナーメニューはこんな感じだ。
まず、ターキーの丸焼き、これにグレービーソースといわれる肉汁を使ったこってりしたソース、甘酸っぱいクランベリーソースをかける。その他、マッシュドポテト、グリーンビーンキャセロール(いんげんのグラタンのようなもの)ローストしたスイートポテト(日本とは少し違う種類だがさつまいもを食べやすいサイズにカットして焼いたもの)、あとターキーを焼くときに中に詰めるスタッフィング(これは非常に説明しにくいのだが、ナッツや野菜やスパイスやクルトンみたいなものがごちゃ混ぜになっているもので、ターキーを焼くときに中に詰めたりする。サンクスギビングの季節になってくるとスーパーに大量陳列されている)さらに芽キャベツをグリルしたものとか、コーンブレッド、あとはデザートにパンプキンパイやチェリーパイ、ピーカンパイなど。けっこう盛沢山だ。日本のお節と同じように家庭毎のメニューがあるようなので、皆色々アレンジを加えているのだと思われる。
私も毎年サンクスギビングにはターキーを焼いていますと言いたいところだが、ターキーを焼いたことはない。丸ごとのターキーを焼くなんて、怖くて無理というのが正直なところだ。食べるくせに何を言っているんだ!というのは本当にその通りです。
そして渡米してもう5年以上たつが、ターキー(スーパーで買ってきた)は一度しか食べていない。一度だけ、アメリカのサンクスギビングを味わおう!と伝統的なメニューを用意した事がある。(まぁターキーはスーパーで買ってきたものではあったのですが)何事も経験、経験は大切・・・そう経験してみたらもういいかなと思ってしまったのだ。皆さんの予想通り、別に美味しくない訳ではないのだが、特別美味しい訳でもなく、一度の経験で満足してしまった。
それからは日本人的にサンクスギビングメニューをアレンジしている。そう日本人はクリスマスなどでもお馴染み、自分らしくアレンジするのが得意なのだ。まずターキーは唐揚げに変更。ソース類は無視。グリーンビーンキャセロールは普通のグラタンとなり、スイートポテトグリルとマッシュドポテトはまとめてフレンチフライ、スタッフィングはサラダ、デザートはケーキというようにサンクスギビングというか子供のお誕生日会メニューのように変えてしまっている。この5行で私の料理レベルの低さが伝わってしまう。
まぁこんな感じでなんちゃってサンクスギビングディナーを食べて、感謝祭って何だっけ?と毎年話しながら、サンクスギビングを楽しんでいる。
もちろん、駐妻仲間の中には本格派も多く、皆が誕生日会メニュー化している訳では断じてない。

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