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大切なひと



先日は大好きな彼の誕生日でした。
日付の変わる12時ぴったりにおめでとうとLINEを送るのは、今年で4回目。

早く会って誕生日プレゼントを渡したいのに、私の体は全然言うことを聞いてくれなくて、会おうねと約束していた日も、もう通り過ぎてしまいました。
でも彼は優しいから、全然大丈夫だよと言ってくれます。私の体調のことを、すごく心配してくれます。
彼としたいことが沢山あるのに、できない。それが悔しくて、苦しくて、申し訳ない。



私は、彼といる時の自分が1番好きです。


ふざけたことを言っても、暗い話をしても、受け入れてくれるとわかっているから。



私には、「できないこと」が山ほどあります。
サッカーやバスケなど球技は何一つできないし、文系科目は超がつくほど苦手で嫌い。
人前に立つことは多かったけど、本当は怖かった。
私は「できない」は恥ずかしいことだと小さい頃から思い込んでいたので、できるだけそれらを隠して生活してきました。



でも彼の前では、できないことがあってもいいんだと、それでも受け入れてくれるんだと、付き合っているうちに感じるようになりました。そんなこと思ったのは初めてです。
家族以外の前で泣いたのも、初めてでした。

気を遣わなくて良くて、変に緊張することも、無理に笑うこともない。

彼のことはすごく好きだけど、それと同じくらい彼の隣にいる自分も好き。



彼は私がぼろぼろになって、勢い半分で「私がいなくなったら寂しい?」と聞いた時、「寂しいよ」とまっすぐ言ってくれました。
普段はふざけてばっかりなのに。

自分のことを必要としてくれる人がいることの嬉しさとか、あたたかさとか、苦しさとか、彼はそういうものを教えてくれました。



沢山のものをくれて、私の世界を広げてくれて、すごく感謝してるし、こんなに自分のことを好きになれる瞬間はないなと心の底から思います。

そういう人を、大切にしたい。





来年の彼の誕生日は、
ちゃんと笑顔でお祝いできるといいな。




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桜
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