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Photo by
unkodayo
恋愛感情は愛ではない
多くの脳科学者や社会学者の方たちが
「現在の結婚制度はすでに破綻している」
と言っているし
私も実際そう思う。
理由はいくつも挙げられるのだが、
そのひとつの理由に
《恋愛感情と愛とを混同していること》
が挙げられるのではないかと思う。
《恋愛感情》というのは
人間の本能であり、欲である。
そこには何ら努力は必要なく
脳の指令によりホルモンが分泌されて
オートでそのような状態になるらしい。
そして、脳科学者の方がいうには
だいたい3〜5年経つ頃には
その状態は自然消滅する。
分泌されるドーパミンやアドレナリンは
〈未知なるもの〉
〈刺激的なもの〉
への興奮として起こるから
それが
〈未知なるもの〉ではなくなり
〈刺激的なもの〉でもなくなれば
それは当然のことだ。
しかしながら
結婚生活というのは
『一生あなただけと愛し合います』
と、唯一のパートナーとのみ添い遂げることを
よしとしている制度である。
だからこそ
そこから先は
もう恋愛感情のお呼びではないのである。
ここから先は
欲である恋愛感情ではなく
《愛》を育むステージとして捉えるべきだと
私は思う。
それなのに…
今の私たちの社会にある
常識や価値観からだけ見ている世界には
歪みがたくさんあると思う。
その歪みは
結婚生活にも色濃く影を落としていると思う。
恋について
愛について
分けて考えるだけでも
夫婦や恋愛関係にある人との問題は
少し紐解けてしまうのではないかな。
これについては
まだまだ書きたいことがあるので
少しずつ綴っていこうと思います。