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メモの魔力を読んで気付いた「川」について

同い年の著者 前田裕二さんが書いたメモの魔力というのが本当に面白い(だけじゃない)という話。(しかも、まだ読み切ってないという。)

メモは人生を変える魔力を持つ。とは大げさだけど、この本を読んだ私にも変化が起きました。というのも前田さんは、圧倒的なメモ量とそれを抽象化する事によって色んな気付いたポイントを自分の具体的な事に転用できるとの事で私が書いてるだけではさっぱりなので、はっとさせられた内容を記します。

著書の中では、抽象化の達人としてかの有名な秋元康さんを紹介されており、「人生は川の流れのようだ」(美空ひばりさん最後の曲で秋元康さんが作詞された内容です。)は高い抽象化能力と称賛されてます。これは、一見すると関係のないような「川」と「人生」を抽象化して結びつける事で(著書の中ではこれをアナロジーと呼んでます。)あり、アナロジー思考が出来る方は言語化能力が高く人を惹きつける言葉を発せれるとのことです。

ここではっとした私は、この「川の流れのように」が自分にとってどんな曲か、メモを取りながら考えさせられる事となりました。この曲は自分のおばあちゃんが大好きな曲で子供の頃に一緒にカラオケへ行った時に必ずおばあちゃんが唄っていた曲でした。(今はアルツハイマーが進行して唄う事も喋る事もできないけど…)
歌詞を検索して、読んでみるとこの歳になって心動かされる内容であり、幼少期から聴かされてた曲がどれだけの名曲だったのか、おばあちゃんがどんな想いでこの曲を好きだったのか…と感動し、サイゼリアの1人席でええ歳した大人が泣いてしまいました。

そして、そのサイゼで号泣した翌日に当たる今日(今現在)スタバでキャラメルマキアートなるものを飲みながらメモの魔力の続きを読もうと思ったらふと、「川の流れのように」を作詞した秋元康先生凄いな〜と思い返してると、もう1曲僕の好きな曲(秋元康先生 作詞)で「川」を抽象化した曲がありました。
AKB48の「RIVER」です。この曲は僕が社会人一年目で東京に出てきて、本当に孤独で辛い時期に支えてもらった曲でした。

「川の流れのように」は「川」を「人生そのもの」と抽象化して結びつける一方、「RIVER」では、「川」を「人生に立ちはだかる障壁」として抽象化して結びつけている事に気付き、ほんまどこまで天才なんやと思いました。(たぶん、他にも「川」を抽象化した曲があるかもしれません。)

だから、抽象化にも色んな角度から(人それぞれ、タイミングそれぞれ)できるんやなと思います。こんな素敵な事に気付かしてくれた前田裕二さん、本当にありがとうございます。
そして、「川の流れのように」と「RIVER」の二曲を書いてくれた秋元康先生、本当にありがとうございました。

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