◽️プライドが高い人、プライドが無い人
バカな人ほどプライドが高い!?。大事なのはありのままを受入れ問題解決すること。
今回はプライドがいかに、事実を歪めて良い結果から遠ざかってしまうかというお話しをしたいと思います。
私たちが成長したり、結果を出していくには、感情ではなく事実をどれだけ受け入れて、問題解決をしていくかが大事になるということを私の考えで考察していきます。
①まずプライドとは
日本人のいうプライドというのは、意地だったりただの頭の硬い人な気がします。
英語prideですと誇りというのが正式な意味だそうです。
僕の意見としては、子供が『僕が正しい!』と意地を張っているのと、大人がプライドが高くて頭が硬い人がいる事実も、前者も後者も原理は同じだと思っています。
こういったのを心理学で自己保存や現状維持バイアスと言います。
つまりは自分を守る為に、自分が正しいと本能的に反応しているだけであって、そこにロジックや理屈も無ければ、全く事実と向き合って無い訳です。
ちなみに子供は知能がまだ発達していないので、自分が正しいと駄々をこねたり泣いたり怒ったり自己肯定をしている訳です。
大人が子供に無理に理屈で説明しても、子供は知能がまだ発達途中なので結果的に怒ったり泣いたりして自己肯定するしか手段がないのです。
②優秀な人に好かれない
能力の高い人だったり歳上との付き合いに変なプライドがあるとキャッチボールがスムーズにいかない場合が多いと思います。
私はイラストの専門学校に入っていましたが、元々多少絵が上手くてプライドが高い生徒は講師のアドバイスや意見を言われても全然飲み込めなかったりします。
逆に下手でも、先生の話をすんなり聞ける生徒の方が2年後3年後にすごい上達して、元々上手かった生徒を追い抜いている様な現場を見ていた私の経験があります。
優秀な人ほどアウトプットが好きですから、素直に聞いてくれる相手でしたら気持ちよく話せるわけで、逆にプライドが高く自己肯定ばっかしてくる相手でしたら「こんなヤツの相手なんかしたくない」とばっさり切られてしまうわけです。
プライドが高い人の心理としては、自分の方が正しいと言う気持ちが高く他の意見や情報が頭に入らないの場合が多いと思います。
つまりここではっきりすることは、プライドが高いほど自分が成長する機会損失が多いと言うことです。
③それっ、プライドではなく自己保存!(現状維持バイアス)
具体的にはプライドが高い人は頑固であり自己保存、が強いわけです。
自己保存とは自分を守るために自分は正しいという気持ちが働く心理です。
人間にはデフォルトで備わっていますので、例えば小さい子供は大人に叱られても自分が正しいという気持ちが強いため、失敗したとか間違えたことをした事実が理解できない訳で『自分は悪くない』という気持ちしか理解できないのです。
そして感情的になったり自分が正しいと言い張るのは、自我を保つ為の自己肯定なのだと思います。
つまり私たちはこういった自己保存をデフォルトで持っていますから、人によっては大人になっても強い自己保存をもったままなのです。
つまりはプライドが高いゆえに、事実的な改善点や問題に視点がフォーカスできておらず、自分が正しいはずだから相手が間違っていると否定してしまうのです。
そうゆう人は問題解決できずに「自分は正しい」で何でも完結してしまいます。
事実を正確に認識する事もできなければ、自分を成長させる機会も永遠に失ってしまう訳です。
⚫︎まとめ
最後にプライドがない人の思考を説明すると、シンプルに結果主義、効率主義な考えな人が多いと思います。そして素直にありのままを受入れられる人だと思います。
問題の事実としっかり向き合った方が、分析して解決出来るといった点や、今の未熟な自分を肯定するより、どんどん自分と別の意見を取り入れて自分が成長した方が最終的に得だと思います。
・ありのままの事実と向き合う
・プライドというマインドロックを外す
・素直に自分を受け入れる
・今を肯定するよりも、成長して未来につなぐ方が大事
・「今、認めてもらう」事よりも、「今、何が学ベるか」が大事
プライドや感情が入ると、事実を歪めてしまうのが一番の難点だと思います。事実認識がズレてしまうと、思考もズレてしまい理屈がなり立たなくなると思います。
私たちが結果を出したり成長していく為に、プライドという歪んだレンズよりも、良い部分・悪い部分もしっかり事実を受け入れ問題解決していく事が重要だというお話でした。