子供のいない人生の歩き方 について
このタイトルの本が、最近ちょっとした話題になっていますね。
女性は、結婚するしない、以外にも「産む」「産まない」の選択肢があり、産んだ後も「何人産む」みたいな選択肢がついて回りますよね。
もちろん、出産に関してはパートナーにも関わることですが、結局産むのは女性。私がずっと思っているちょっと乱暴な言い方をさせてもらうと、、
子供が世に出てくるまで、男性は気持ちいいだけ(※の方が多いはず)
女性は行為も痛い(※思っている人が私含め周りに多いので)
産むまでもツライ。悪阻ツライ、酒タバコできないのツライ。足痛い、お腹痛い、口にする物にも気を遣う10月10日
時には切迫早産で入院。流産で入院、、
不妊治療、人工授精も痛い、、採卵、注射何回も痛い。。。😢😢😢
産むとき、めっちゃ痛い。産んだ後すらかなり痛い😢
授乳痛い、乳腺炎、乳噛み様、痛い。。。。😢
なんか、ずっと痛いんですけどーーーーーーーー😢😢😢
って、思ってました。
そんな思いをしても「産みたいのか?」
私は34まで、バリキャリを目指して突き進んできました。しかも男性ばっかの社会の中で。えらくなりたいとか思ってたわけではないですが、自律して、結果を出して、研究者として成功したい。
大きな成果を出したい、と思っていました。
だから子供はいらないと。
たまたま結婚は早かったのですが、子供がいない人生を考えていて、結婚して10年間子供を考えていませんでした。
親、祖父祖母にはかなり何度も言われていましたが、それでも無視していました。
コミュニケーションが取れない子供が苦手だったし、子供がいる人たちをうらやましいと思ったことは、それまで一度もなかった。
それが、子供がいてもいいかも、と思ったのは、やはり同世代の人たちの多くが子供を産むという選択をし、会話がドンドンずれていったのが大きかったと思います。
あれ?子供いたほうがいいの?
私みたいに生きている女性、めっちゃ周りにいないんですけどーーって、なぜか焦った。(社内、同期で集まることが多いんですが、疎外感がすごかった。私、周りに流されるとこあるし、実は寂しがりだし、、💦💦💦9
今はそんなことないですよね、だいぶ選んでお子さんを持たない方も増えている。(もちろん、望んでできなくて、パートナーと2人の生活を最大限楽しむ方に折り合いを付けた、とおっしゃっていた方もいらっしゃいました)
産もうかな、と思った最後の後押しは、
義理の母の、旦那さんと私に、
「親になる、経験をしてみてもいいと思うな(とてもやんわり)」でした。
確かに、母親の苦労、父親の苦労はやはりなってみないことには分からず、私は父が大嫌いだし、母には悪態をついて生きてきたけど、親目線でどう思っているのかな?と、恥ずかしい話始めて親の気持ちになる、ということを意識した瞬間でした。
その時、子供を産んでみよう、と決めました。
結果、すんなりはいかず、もともと科学者だったので、すんなり合理的手法で不妊治療にとっかかりましたが、もしダメだったら里親でもいいかな、と思っていました。
親になる、なって、人間を親目線で育ててみる。
これを、責任をもってやってみよう、と思ったわけです。
何かを選ぶということは何かを選ばないということ、
大きな選択をするとき、私の大好きなbump of chickenの「同じドアをくぐれたら」 がいつも頭の中に流れるのですが、
私の恩師が私が人生の選択をした際、同じことを言いました。
「選ぶ際、メリットデメリットをしっかり見極め、選んだからには選んだ方の選んだ理由をしっかりかみしめること。選んだ結果、不具合があっても、それはもうそのせいにしちゃいけない」
まさにそういうことを胸に、決断をした瞬間でした。
今、産んでよかったと思います。もちろん、デメリットも多いですが、親の視点で物事を見れた(結果、親に感謝することが本当の意味でできたと思う)、コミュニティが広がった、急激な細胞分裂や知能の発達を目の当たりにできる、、、
沢山のギフトがあります。
選ばなかった道も、きっと同じだけ沢山のギフトがあったかもしれませんが、それはもう変えられないことなので、目を向けない。
(あ、私の恩師も言っていた、「変えられないことには目を向けない」というのも、マインドフルネスに生きる大事なスキルです)
選べなかった道も同じく。
女性は特に、友達だった人がライフコースの選択で、分岐で、かなり遠くに行っちゃうことがあって寂しいこともあるけど、またいつかその道が重なるかもしれないなーと思ったり。
長い人生、
皆様それぞれがどんな道を選んでも、あるいは選べなかった道だったとしても、
皆様がココロ穏やかに、健やかに、幸せに生きていけますように・・・