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【人生に活かす心理】お金と「親友」になるために

「お金!大好き!」
昔、仲間由紀恵さんと阿部寛さんのドラマ「トリック」でこんなセリフがありました。
結構好きで見てたんですよねー。

皆さんはお金好きですか?
私は胸を張って好きと言いますし、その理由があります。

お金の心理学って結構色々あって面白いんですけど、皆さんも小耳に挟んだことはあるんじゃないでしょうか?

有名なのは、年収と幸福度の研究ですね。
これも更新されますが、一定の年収までは幸福度と強い相関関係があることがわかっています。
つまり、金があるほどハッピーってことですね。
なんとなく抵抗感を持つ方もいますよね。
お金に抱くイメージの問題でしょう。
今日の話はそこにも通じます。

幸福度と相関が強い上限金額ですが、以前は1000万までとか言われていました。
研究が更新されていきますが、それでも大体、マジョリティの平均年収は超えつつ、大体1000万前後までの間位にある印象です。
そこを超えると、幸福度の上昇がかなりゆるやかになっちゃいます。

上限がある理由は、人のメンタルが健康上の問題とか、社会情勢とか、人間関係とか色々影響を受けますんで、一概に言えないんですよね。
お金に関しては、大金に慣れちゃうとか、欲しいものは手に入れたとか、逆にハードワークでしんどいとか、想定できることもありますが。

とはいえ、幸福の観点からは、ある程度稼いだらお金目的で生きるのは不毛になりそうですね。


実際、能力以上の大金を手に入れると不幸になるという恐ろしい研究結果もあります。
宝くじ当選者では、当選後に人生が破綻する方が結構いることがわかっています。
人って大金に慣れちゃうんです。

大金を稼ぐ能力、運用する能力がないのに、結果のお金だけを手に入れてしまうと、手段としてのお金として、やたらベンツ買ったり、デカイ家買ったり、豪遊したりと、愚かな行為に走る人がいます。

お金がなくなっても、稼ぐ手段も運用する能力もないので、強制的に前に戻る人が多いのですが、あぶく銭モードの脳は簡単に前のようには戻ってくれません。
それで、脳の持つ金銭感覚と現実の資金力のギャップに苦しむことになるのです。

これを知っていて行動できる人は緩和できているのでしょうね。

お金を自分で稼ぐ力と運用する力が大事なのがわかります。
通常は、能力や収入を上げていく過程でこれらのことを学ぶのに、スキップしちゃってるから起きるんですね。
「悪銭身に付かず」とはよく言ったものです。

価値観も非常に重要な要素です。
例えば、お金を稼げるようになったのに、やたら車ばかりコレクションする人とか、使いもしないのに部屋数の多い家持っている人とか、なんか残念な成金っていませんか?
これもお金と向き合えていない人ですね。

お金自体は悪ではありません。
元を辿れば、物々交換をスムーズにするための手段でしかありませんでした。
それに人が意味を持たせ出して、お金自体が独り歩きを始めました。
ですが、お金は手段であり、力にすぎません。
意味の持たせ方一つ、使い方一つです。

余談ですが、私の場合、お金に関して自分に言い聞かせている3つのことがあります。

お金とは
・危険なもの、お金で解決できるネガティブなことを解決したり、近寄らせないためのもの
・自分の大切な人たちとの時間をより楽しく、有意義にするもの
・自分の成長をブーストさせるもの
です。

沢山の車、いらないっす。
掃除の大変な家、いらないっす。
無駄に高くて体に悪い食事、いらないっす。

家族や大切な人が重病になったとき、お金を理由に諦めたくありません。
パートナーが人生に疲れたとき、ゆっくり心配なく休めるだけの蓄えのが大事です。
家族や大切な人と旅行に行ったり、記念日に少しいい店に行ったりする余裕の方が大切です。
家族や大切な人との経験が豊かになるような余裕があれば幸せです。
自分が勉強するとき、効率を上げたり、師事したい人に師事できると、時間も労力も大切にできます。

私の例でお話ししてしまいましたが、つまり物ではなく、経験と時間のためにお金を使った方がいいよ、ということです。
そのためにも、それぞれの価値観を理解している必要があります。
価値観については以前ご紹介しました。

昔、日産にラシーンていう車がありました。
キャッチフレーズが「モノより思い出」でした。
今は刺さります。
なお思い出づくりよりも今この瞬間を大事にという話もできますが、そこまで厳密なフレーズではないでしょうから野暮ですね。

お金についてまとめます。
お金を稼ぐのはよい。
ただし、自分の価値観↔︎大切なものをしっかり考える。
それに対してお金でできることがないか考える。
できれば、物よりも経験や時間を基準に考える(必ずしも物がダメなわけではない)。
それを原動力に稼げるようになる。
大切なものに還元する。
幸せを感じる。

あとは好循環ですね。

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