【人生に活かす心理】思いつくものに飛びつく
人にはバイアスがあります。
無意識レベルの色眼鏡みたいなもんです。
70以上確認されているとか。
これはもう遺伝子レベルのエラーみたいなものなんで、意識的に対策するしかないです。
あるいは意識して対策するうちにパターン化できるかもですが。
さて今日は、そんなバイアスと混同されやすいヒューリスティックスについて。
こちらはあまり馴染みがないんじゃないでしょうか?
経験則というと近いですね。
ヒューリスティックスも各種あるんですが、特徴としては、
・脳の処理が速い
・経験で出来上がる
というところでしょうか。
大層な名前の付いたヒューリスティックスが、いくつかあるんですが、まずはまとめた考え方をお伝えした方が意識しやすいと思います。
ざっくりいうと、「何かを思い浮かべるときにパッと浮かびやすくする処理」がヒューリスティックスです。
例えば、「夏といえば?」と聞かれて、「青い空、白い雲」なんて思ったら夏の代表的なものを思い浮かべる代表性ヒューリスティックスが働いています。
他にも「街に何使って買い物に行く?」と聞かれたら、電車、車辺りが浮かぶでしょう。
自分の使えるものを挙げる利用可能性ヒューリスティックスといえます。
他にもいろいろありますので気になったら調べてみてください。
デメリットとしては、脳がパッと飛び付いた情報なので、必ずしも合っているわけではないということ。
メリットとしては、経験則によって、「大体の確率で有効だよねー」というものが、思い浮かんでいますので当てはまる場合も多いわけです。
あと、脳が精査するのをやめて処理してますので、結論が速いです。
よくも悪くも使いようですね。
幸い後天的な要素が強いので、バイアスに比べると意識しやすく、「ちょっと待った!」がかけやすいです。
何か考えるときに、「他にはないか?」とするだけでも、結論の質が高まると思います。
ヒューリスティックスは悪ではありません。
効率化の結果なので、自分のパターンだなと知りつつ、プラスαの考える時間を持つことでちょびっといい日常になるかもです。