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初心者向けのIATF16949基礎講座┃コアツールを解説
こんにちは!製造業で品質管理の仕事をしているさくみずパパです。
この記事を読んで頂けているということは、IATF16949の審査を受ける、もしくはこれから審査を受けようとしている人だと思います。
IATFの審査準備って、大変ですよね^^;
その気持ち、よく分かります。
ISO9001に始まり、IATF16949の追加、最近ではVDA6.3というものまで出てきました。審査前には多くの時間を使って準備しないといけません。
でも、そんなことを10年以上続けてると、だんだん審査の「コツ」のようなものがつかめてきます。
「何を準備すれば良いのか?」さえつかめば、準備する時間も大幅に短縮できます。
このnoteでは、初心者の方に向けて、
・IATF16949とは何か?(ISO9001とは違うの?)
・IATF16949の審査に何を準備すれば良いか
・コアツールの具体的な使い方
をお伝えします。
ある程度の知識があれば、審査で指摘を受けることなく、審査に「合格」することができます。
「攻略法だけ知って合格しても、意味ないんじゃないの?」という方がいるかも知れませんが、大学の入試と同じで”勉強すること”、そして”合格する”ことに意味があると思っています。
僕の経験をお伝えすることで、効率的に、また効果的にIATF16949の内容が理解できると思います。
会社の中にIATF16949の思想を理解する人が増えれば、生産活動にも大きなメリットが生まれます。
まずは「合格」する。そして「レベルアップ」していく。
そのことは間違っていないと思います。
では、実際どうやって学べば良いんでしょうか?
IATF16949でググっても、高額なセミナーや書籍しかありません。
IATF16949の要求事項を知るために本を購入するだけでも5,000円以上します。セミナーに至っては、数万円!なかなかにお高い。。
これだと「ちょっと内容知りたいなぁ」って思っても無理ですよね^^;
そんな方に向けて、ブログを通して、品質管理について書いてきました。そのブログで断片的にお伝えしていた内容を、このnoteでは体系的にまとめました。
このnoteは、有料になってますので、個別記事で良ければ、ブログ(無料)を見て頂ければと思いますm(_ _)m
初心者の方に向けた内容になっていますので、IATF16949の内容をご理解されている方は購入しないようにお願いします。
1)IATF16949の取得が必要な理由
IATF16949は、ISO9001の上位に位置する品質規格です。
ピラミットで表現すると
ISO9001は部品やサービス全般の幅広い範囲に向けた品質要求です。
IATF16949は自動車に使う部品に限定することで、高い品質レベルを要求しています。
ISO9001に自動車の要求とお客様の要求(CSRといいます)を加えたものです。
CSR:Customer Specific Requirements(顧客要求事項の略語です)
自動車は、砂漠から雪山まで色んなところを走ります。
過酷な環境に耐えられる強い部品じゃないと、故障してしまいます。
どんな環境にも耐える高い品質の部品が必要ですよね。
車が止まってしまうと、人の命にかかわります。それだけ大切な部品。
当然、自動車メーカーも必死です。
自動車メーカーは、部品を買おうと思っても、いきなり知らない部品メーカーから買うのはコワイです。
判断材料の1つが、IATF16949を持っているか、どうかです。
この場合、やっぱり「A社」か「C社」から購入したくなります。
最近だと、IATF16949は持っていて当たり前の雰囲気もあります。
IATF16949にはアメリカの自動車企業を中心に多くが参加しています。
海外の自動車メーカーと取引をするには、必須の品質規格になってます。
ただ、日本の自動車メーカーがありませんよね。。
なぜ、トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・スバルの名前がないのか??
理由は明確になってませんが、海外の団体は日本製の自動車とどうしても対抗しないといけません。
過去の生い立ちや文化の違い、そこに頼らなくても問題ないと言う「Made in Japan」の自信なのかも知れません。
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