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タスク管理術 GTD

仕事を効率的に進めるために「タスク管理」が大切と言われますよね。
そんな「タスク管理」をやってみたが、うまく行かなかったという方も多いと聞きます。

「タスク管理」は学校で習うものではありません。
そのため、具体的な方法を知らないまんま、なんとなく聞いた方法や自己流で始めることになりがちです。

それゆえにうまく行かない、ということが多発しています。

さらに、様々なタスク管理に関する誤解も生まれています。
その誤解が、タスク管理の効率を下げています。

「なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解 超タスク管理術」では、GTD(Getting Things Done)というタスク管理術が紹介されています。

この書籍では、タスク管理に関するよくある誤解について説明したあと、GTDの具体的な実践方法について説明されています。

タスク管理への誤解

書き出しただけでうまくいく、という誤解

まず、タスクは「書き出しただけでうまく行く」という誤解があります。
しかし、単に書き出しただけではうまく行くわけではありません。

人間の脳は、連想する力が強いため、「そういえばアレもコレも」と様々なことが気になってしまいます。

タスク管理で重要なポイントは、今やるべきことに集中できるようにすることです。
タスクを書き出した後に、それらを頭から追い出して、集中できる状況を作ることが大事です。

GTDは、書き出したタスクを頭から追い出して、集中するための手法です。

マルチタスクで乗り切れる、という誤解

タスクを書き出したあと、それらを「マルチタスクで乗り切れる」という誤解もあります。
マルチタスクをするためのタスク管理だという誤解があります。

人間の脳は、マルチタスク用にはできていません。
「アレやコレや」と一つのことに集中できないと、一気に生産性が落ちてしまいます。

タスク管理で重要なポイントは、今やるべきことに集中できるようにすることだと、先ほども書きました。

GTDでは、シングルタスクでひとつのことに集中できるようにするための手法です。

GTD

GTD(Getting Things Done)は、「物事を済んだ状態にする」という意味の言葉です。

「気になっている」というソワソワした状態がパフォーマンスを低下させます。

GTDでは以下の流れでタスクを整理していきます。

  • 把握する

  • 見極める・整理する

  • 更新する

  • 選択する

把握する

ここでは、気になっていることをとにかくすべて書き出してみます。

書き出していると「これはいつやろうかな」と考え始めてしまいますが、書き出すことに専念することが大事です。

見極める・整理する

気になっていることをすべて書き出しおわったら、これらをカテゴリーに分類していきます。

全部で8種類のカテゴリーがありますが、2種類のカテゴリー「今すぐやる」と「次に取るべき行動リスト」についてざっくりご説明いたします。

「今すぐやる」は、2分以内にできるものが入ります。

「次に取るべき行動リスト」は、今すぐにはやらないが、その次に取るべき行動が入ります。

ここで大事なことは、この整理をしている間は、整理に集中することです。
「これは今さっそくやろう」となると、整理が終わりません。

更新する・選択する

定期的に、カテゴリー分類を見直します。

「今すぐやる」のタスクが空になったら、この「次に取るべき行動リスト」から選択します。

それからタスクをこなす

これらの把握、整理、更新、選択をしてから「今すぐやる」のタスクに着手します。

このGTDによって頭の中が整理されて、集中するべきことが「今すぐやる」だけで済むようになります。

コウ・仕事術ラジオ

『コウ・仕事術ラジオ』というPodcastでは、このGTDの具体的な進め方について説明しています。

コウ・仕事術ラジオの解説では、複数の書籍を読んだうえでGTDのやり方を説明しています。
とってもわかりやすく説明されているので、ぜひご参考にしてください。

参考動画

コウ・仕事術ラジオの内容を、噛み砕いて解説してくださっている動画もあります。
こちらの動画を見てから、コウ・仕事術ラジオを聞き始めるのがオススメです。

漫才で解説

マインドマップで解説

ショート動画で解説


以上です。

ぜひご参考にしてください。

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