『スガシカオデビュー27周年記念① けんりきが選ぶスガシカオの声が映える名曲ランキング50』(前編31位〜50位)
「けんりきさんって、“スガシカオの声が映える曲“って表現よく使うよね。私、あれ好きなんだよね〜。」
スガ友さんの1人から、以前そう言われた事がある。
そう。俺はスガシカオさんの好きなところを挙げろと言われたら、真っ先に「歌声!」と回答するほど、スガさんの歌声が大好きだ。
そして、そんなスガさんの唯一無二の歌声が映える曲は、もう無条件に”名曲“と判定してしまう。
なので、確かに過去に書いてきた文章の中で何度も何度も、スガさんの歌声を絶賛するコトバを残してきたんだ。
さて、そんなスガシカオさんは2月26日でデビュー27周年を迎え、そのデビュー記念日当日にTOKYO DOME CITY HALLにて”デビュー27周年記念「スガ+森で作った数々の名曲を、ストリングスで味わう会」“というスペシャルライブを開催する。
俺ももちろん参加予定なのだが、、スガシカオさん×森俊之さんで作った楽曲と言えば、スガさんの声が映える曲が目白押しではないですか!✨✨
更にストリングスをバックに歌うとなれば、尚更スガさんの歌声が生きる曲が次から次に披露されるのは間違いないと思われます😊
という事で、スガさんのデビュー27周年を祝して、俺が過去に「この曲はスガさんの声が映える」「この曲のスガさんの歌声が素晴らしかった」等のコメントをしてきた楽曲を、コメントした回数が多い順に3回に分けてランキングにしてみたいと思います。
やっぱりライブレポでのコメントが多いので、ライブで聴けた曲多めになっちゃいますね。
ちなみに回数が同数の曲は俺の今の気分や思い入れで無理やり順位を付けてるので、あんまり順位に拘らずに、ただただスガシカオの歌声に酔いしれてくださいませ😆
では行きます。
『スガシカオ デビュー27周年記念① けんりきが選ぶスガシカオの声が映える名曲ランキング50』(前編31位〜50位)‼︎
50位:雨あがりの朝に(アルバム『FUNKASTiC』収録)
この曲は昔から大好きな曲ではあるんだけれど、コ口ナ禍を経てまた日常が戻ってきた今だからこそ、なお響く曲。
清涼感の中に暖かさを感じるスガさんの歌声は、歌声だけで“雨あがりの朝”を表現しているように感じられて、その表現力には脱帽するしかない。
49位:SWEET BABY(アルバム『Clover』収録)
スガさんのズルい所は、どんなに猥雑な感情を剥き出しにした曲でもスガシカオの声というフィルターを通せば美しさすら感じてしまうとこであり、デビューアルバム『Clover』収録のこの曲と『イジメテミタイ』の2曲は、日本の音楽業界に衝撃を与える作品だったと言って構わないと思う。
だって、こんなに変態的な欲望を露わにしながら、「ぼくの精神状態は教科書のように健全だ」って言い切っちゃうんですもの。
こんなヤバいアーティスト、なかなか居ないよね?笑
48位:光の川(アルバム『TIME』収録)
渋滞の車のテールランプを”光の川”と表現するワードセンスも含めて、とても文学的な歌詞の曲なんだけれど、悲しくもドラマチックなメロディーが本当にスガさんの声を際立たせていて、聴いてるだけで胸が騒ついてしまうんだ。
「君の心を救いたいと願ったけど ぼくらはその涙のぬぐい方もわからなくて・・・」
このフレーズの時のやるせない気持ちが溢れている歌声に、やはり泣いてしまう。。
47位:ぬれた靴(アルバム『Sugarless』収録)
誰もが経験した事があると思われるシチュエーションで、別に何も大した事件も起こらない歌詞なのに、何でこんなにも胸の奥がキュッとなるんだろう。
鬱々とした、ジメッとした空気感に、スガシカオの声は本当によく映える。
46位:コノユビトマレ(アルバム『FUNKAHOLiC』収録)
スガシカオ史上最上級のアッパーソング。
一言も「頑張れ」とか「応援してる」とかの直接的な言葉を使ってないのに、どんな応援ソングよりも励まされる優しすぎる歌詞が秀逸。
47位に入れた『ぬれた靴』とは正反対のカラッとした歌声が、キミの悩みもボクの憂鬱も吹き飛ばしてくれる。
45位:傷口(配信シングル)
スガさんが独立後、最初に発表した楽曲が『Re:you』、そしてこの曲『傷口』。
2012年8月5日、『オーガスタキャンプ2012』において、主催者側から指定されてたセトリを変えてこの曲を歌ったスガさん。
“あの日の輝きに保存をかけたとして ひとつも消さずに 未来には たぶん行けない“
やはり前事務所への最後の手紙のように俺には聴こえるんだ。
44位:ふるえる手(アルバム『THE LAST』収録)
「何度だって やりなおせばいい」
スガさんがミュージシャンとして生きる決意をした時、今は天国に居る父親がかけてくれた、この言葉が無ければ、今のスガシカオは間違いなく存在していない。
だからこそ、この曲を歌う時のスガさんの歌声は、どこまでも強く、優しく響くんだ。
43位:砂時計(kokua/アルバム『Progress』収録)
親が子に捧ぐ無償の愛をテーマにした楽曲。
今の自分と同じくらいの年齢だった頃の両親の気持ちと重ねて聴いたら、何かもうたまらない気持ちになってしまう。。
生きてきた中で後悔している事や、自分の生き方は間違ってたんじゃ無いかと思う事はいっぱい有るけれど、スガさんの優しい歌声が全てを肯定してくれてるような感覚になる曲。
42位:スターマイン(アルバム『労動なんかしないで光合成だけで生きたい』収録)
スガさんが、我々リスナー一人一人の生活に寄り添うような曲を作ろうと制作してくれた楽曲。
届きそうで届かない夢を、夜空に消えていく花火に例えた歌詞がホントに素敵だ。
その歌声は、どこまでも優しく胸の奥の方に沁みてくる。
41位:黄昏ギター(アルバム『労動なんかしないで光合成だけで生きたい』収録)
スガさんの近年の曲の中だけでベストを作れと言われれば、必ず入るぐらいの名曲だと思う。
スガさんのバンドのギターであるDURANが、「弾いてて泣きそうになる」と言う程切ない歌詞とメロディー。
「どんな悲しみも ぼくらは光にできる」
「どんな向かい風も 一歩なら歩き出せる」
スガシカオを代表する楽曲である『黄金の月』『Progress』を意識したようなフレーズが、ホント素晴らしい。
40位:ホームにて(アルバム『Sugarless Ⅱ』収録)
あの中島みゆきさんの名曲『ホームにて』にインスパイアされ、産まれた楽曲。
スガさんのソングライティングの才能大爆発の文学的な歌詞が印象的な曲だけど、どこか懐かしさを感じる情緒的なメロディーに乗るスガさんの歌声を聴いているうちに、やわらかい風が吹き抜けていくような感覚になる。
ハッ!これが春の魔法なのか。。。
39位:ぼくたちの日々(アルバム『Sweet』収録)
ちょっとだけ嬉しい事が有ったり、ちょっとだけウンザリするような事が起きたり、ちょっとだけ自己嫌悪に陥るような日があったり。
そんな僕たちの日常にスガさんの歌は怖いくらいに重なり、上手く表現できない胸の中の騒めきを、見事にコトバにしてくれ、その歌声で寄り添ってくれる。
この曲は、その際たるモノだ。
38位:ぼくの街に遊びにきてよ(アルバム『Sugarless III』収録)
スガシカオ×小林武史のスーパーコラボ作。
スガさん作の叙情的な歌詞と、小林さん作の美しいメロディーの化学反応が、とんでもない名曲を生み出してしまった。
ライフワークである“下町シリーズ“で、生まれ育った下町を愛憎相半ばする表現で蔑んできた(笑)スガさんが、「ひとつひとつ 思い出があるんだ 君にも見せたい いつか」と歌うのが本当に衝撃的で。
小林武史さんの“歌い手の声が活きるメロディーを作る“ソングライティング能力にも改めて感心させられた1曲。
37位:そろそろいかなくちゃ(アルバム『4Flusher』収録)
人生の中で挫折した時。
いろんな事がイヤになってしまった時。
ダメダメな自分に嫌気がさしてしまった時。
何度も何度もこの曲に、スガさんの歌声に勇気をもらってきました。
スガさんに「俺も同じなんだよ」って言ってもらえてる気分になる曲。
「言い訳はいい そろそろいかなくちゃ」
36位:桜並木(アルバム『SMILE』収録)
キラキラした美しいイントロから、美しい満開の桜並木がブワーッと目の前に広がっていくような感覚になる。
でも、楽曲全体に流れる鬱々とした空気とスガさんの抑えた歌唱により、「”はじまりの朝“というモノは決して幸福なモノばかりじゃない」という事を見事に表現していて、そのリアルこそがスガシカオなのだと実感する1曲。
35位:獣ノニオイ(アルバム『イノセント』収録)
超オシャレなサウンドにとんでもないエロ目線の歌詞を載せた、どう考えてもスガシカオにしか作れない楽曲。
スガさんの美しい歌声が爽やかに響き、エロすぎなくなるのズルすぎるw
『イノセント』発売から1年経って、俺の中で現在この曲が急上昇中です😂
34位:坂の途中(アルバム『Sugarless』収録)
スガさんがラジオ番組でエンディング曲に使用してた事から、スガさん自身も思い入れがある楽曲なのだろうし、ファンの間でも根強い人気の曲。
個人的には、“人生という長い長い坂道“をのぼってる事を唄う曲に聴こえる。
33位:10月のバースデー(アルバム『Sugarless III』収録)
スガさんがSNSで原因不明の高熱に苦しんでいる事を投稿した事があり、あの時にはファンみんなで心配したものです💦
しかし、スガシカオというミュージシャンは、そんな苦しい体験を決して無駄にしたりしない。
高熱の中頭に浮かんだ妄想や幻覚を、全て名曲に落とし込んで昇華してしまった。
淡々と語りかけるような歌い方が、スガさんの声の良さを更に際立たせてくれる。
個人的には10月生まれなので、こんなタイトルの曲を作ってくれて、ライブで生で聴けて、本当に嬉しかったです😂
32位:カラッポ(アルバム『TIME』収録)
スガさんの歌声の魅力は、耳に心地良いポップソングや、美しいバラードだけじゃない。
いや、むしろこの曲のように納得いかない日々のイライラをFunk Musicに閉じ込め叩きつけたような強烈な楽曲こそ、スガシカオの匂いがプンプンして、リスナーを沼に引き摺り込むのだと思う。
AメロBメロでの鬱憤を抑えたようなファルセットから、サビの地声で一気に爆発するのが本当に鳥肌が立つほどカッコいい。
31位:8月のセレナーデ(アルバム『Sugarless』収録)
スガさんの楽曲が何故どんなアーティストの音楽でも届かない、心の深い深い場所に響くかと言うと、そこには1つもウソが無いから。
人間誰もが持ってるズルさや汚さを隠さずに曝け出すから響くのだと思っている。
この曲の歌詞もホント酷い。
”君がネコやイモムシになっても、泣くだけ泣いたらそのうち都合のいいネタにしてしまうかも“とか、”君が友達になって助言してくれても、利用するだけしてゴミ箱に捨ててしまう“とか、全くもう・・・人でなしw
しかし、やっぱりこの曲は「月の光で たいていのことは 美しくみえるから」というフレーズに集約されるのだと思う。
そう。スガシカオの歌声こそ、月の光なんだ。
たいていのことは、この歌声で美しく見えてしまう。
以上!『スガシカオ デビュー27周年記念① けんりきが選ぶスガシカオの声が映える名曲ランキング50』(前編31位〜50位)をご覧いただきました。
えっ⁉︎私の好きな曲こんな順位なの⁉︎等ご意見やご不満は有ると思いますが、苦情は一切受け付けておりません!笑
順位なんてのはね、単なる数字だよ。←何を偉そうに
次回は中編。16位〜30位をお届けします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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