『スガシカオデビュー27周年記念② けんりきが選ぶスガシカオの声が映える名曲ランキング50』(中編16位〜30位)
前回の記事の続きです。
引き続き、2月26日でデビュー27周年を迎えるスガシカオさんを全力で応援すべく、スガさんの数々の名曲の中から、”スガシカオの声が映える名曲”を勝手に順位づけして発表していきます。
今回は中編。16位〜30位までをご覧ください。
では行きます。
『スガシカオ デビュー27周年記念② けんりきが選ぶスガシカオの声が映える名曲ランキング50』(中編16位〜30位)‼︎
30位: 真夏の夜のユメ(アルバム『PARADE』収録)
大ヒット映画『デスノート』挿入歌。
”ぼくは孤独でウソつき いつもユメばかり見てる“という歌い出しから、一気に心を掴まれてしまう。
自己嫌悪の果てしないヤミの中微かな光を求め もがくこの曲の世界観は、スガさんの声をより際立たせていて、実に美しい。
29位:イジメテミタイ(アルバム『Clover』収録)
「スガシカオ=ドS」のイメージを世に植え付けたのは、間違いなくこの曲。
ライブでは鉄板の熱狂を産むエログロどファンクSONGは、狂おしいほどの愛の唄。
「こんなやり方がいいんでしょう?」の時の超が付くほどドSな歌い方も、快楽でしかない死ぬほどカッコいいギターソロも、ただただ大好きです!
28位:風なぎ(アルバム『TIME』収録)
スガさんの曲には、”亡くなってしまった大切な人”を想って書いた曲がいくつかあり、この曲もそんな曲の1つ。
残された側の無力感や脱力感、行き場のない悲しみがリアルに、そしてとても美しく描かれた歌詞に、スガさんのドライな声が乗るのが本当にヤバい。
凄く耳に心地いいのに、自然と涙が頬を伝っていく。。
27位:Orange(シングル『青空/Cloudy』収録)
スガさん唯一のクリスマスソングとして人気の高い楽曲『Cloudy』の歌詞だけを変えた曲で、どのアルバムにも収録されてない下町シリーズの名作。
“あの日の影をカサブタみたいに ムリヤリはがしたくない”のフレーズは、間違いなく黄金の一行だと言えるだろう。
何度聴いても、もう忘れてしまいたいような、でも決して忘れてはいけないような、そんな思い出が胸の奥をざわつかせる。
オレンジ色に輝く夕日を見る度に、この曲を思い出してしまうな。。
26位:春夏秋冬(アルバム『ALL SINGLES BEST』収録)
昨日のイタミが有ったからこそ、今日の勇気に繋がる。
その僅かな勇気で大切なたった1人の人の明日を1つでも救えたなら、それこそが人生というモノなんじゃないか。
力強いメッセージソングに聴こえるけど、「“ひとつくらい” みつかるかな」「”少しだけ” わかったんだ」って表現が、いかにもスガさんらしい😂
個人的な事を言わせてもらうと、亡くなった祖母の名前にちなんだコトバが歌詞に入っている事もあり凄く思い入れのある曲で、自分の中の指針と言うか、道標のような曲になっている。
「ねぇ 聞いていい? ぼくは今 うまくやれてますか?」
25位:国道4号線(アルバム『イノセント』収録)
スガさんだけじゃなく、Mr.Childrenやコブクロや、何組かのアーティストのライブにおいて、音源解禁前に新曲を聴けた事があるのだけれど、一昨年10月23日に『スガシカオ 25周年ツアー大感謝祭2022 inオリックス劇場』で初めてこの曲を聴いた時の衝撃たるや。
一目惚れならぬ”一耳惚れ”とでも表現するべきなのか。
あの日、たった一瞬で、この曲は俺のテーマソングのような曲になったんだ。
この曲が収録されてる最新アルバム『イノセント』は、ファンや音楽評論家の間でも“最高傑作”と呼ぶ声が少なくない超名盤なんだけど、デビュー25年を超えてそう呼ばれる作品を産み出せるアーティストが何人居るのか。
スガマニアの端くれとして、とても誇りに思っている。
24位:サナギ(アルバム『TIME』収録)
スガさんと人気漫画『HOLiC』の相性の良さ、親和性は今更説明する必要も無いけれど、とにかくHOLiC関連作品は名作ばかり!✨
♪ 家畜に名前がないように あなたの名前を忘れてしまうの 思い出して泣いてしまうよりも あなた自体を消してしまうの♪
恋が終わった後のエグいくらいのリアルをスガさんのあの声で歌われると、もうリスナーは昇天するしかない。
23位:夏陰〜なつかげ〜(アルバム『PARADE』収録)
ずっと追いかけていた夢にはもう届かない事を思い知ったあの日。
当たり前のように近くにいたキミが遠くなってしまったのを感じたあの日。
あの日の湿度や匂いまで、この曲を聴く度に思い出してしまう。
スガさんのノスタルジックな歌声が、夏の終わり、青春の終わりを見事に表現していて素晴らしいのだけれど、個人的には「開けっ放しの窓の向こう側で ゆがんだサイレンの音がしている どれくらいの速度で いま 未来に向かって歩いているんだろう?」という歌詞が本当に好き。
救急車のサイレン音のドップラー効果は、速度が速ければ速いほど大きくなる。
それを自分の未来へ向かう速度に喩えたこの歌詞には、ただただ感動するしかない。
22位:夏祭り(アルバム『Sugarless』収録)
この曲はスガさんの生まれ育った東京の街を歌う、いわゆる”下町シリーズ“の1つなんだけど、その中でも突出してノスタルジックな香りが漂う曲で、スガさんの歌声からも間違いなくそれを感じられる。
そして、作詞家としてのスガさんの凄い所は”天才的な情景描写”だと思うのだけれど、この曲の「境内に続く道に夜店のあかりがみえる むかし父さんの手をひっぱって あの道を歩いた 宮入りがはじまる頃 たくさんの願いは 星のように輝きを増すんだ」という歌詞は素晴らしすぎる。
夏祭りの賑わいから、日が落ちてだんだん夜道に灯りが灯り始める様子を、あまりにも切なく、あまりにも美しく表現していて、もう本当にホレボレしてしまう。
21位:Festival(配信シングル)
独立時代の最高傑作。
この曲を歌うスガさんの歌声を聴く度に、あの日のフェス会場に、あの日のライブハウスに、一瞬で戻れてしまう。
スガさんとスガマニアのみんなと、共に駆け抜けたあのヒリヒリするような日々は、一生の宝物だと思っている。
さて、21位までご覧いただきましたが、ここで2曲・・・いや、2作品特別枠としてご紹介したい作品があります。
特別枠: ACOUSTIC SOUL(配信&通販限定アルバム)
まず最初はこの作品。
『ACOUSTIC SOUL』というiTunesと通販でしか販売しなかったミニアルバム自体が、“インディーズ時代のスガシカオ“を象徴する存在だと思う。
というわけで、50曲とは別に、アルバム全体で特別枠に😆
アルバム通じてスガさんの声が抜群に映えるコードである“7th“が炸裂しまくってるのが、もう最高としか言えない。
特に大好きな『情熱と人生の間』は、「生きる意味なんて 生きてるうちは 見えないみたい」なんて深すぎるフレーズがサラッと入ってるのもヤバいな。。
そして、スガシカオ史上最も優しい歌詞である『航空灯』、ライブ映えする『見る前に跳べ.com』、ヤバさと純粋な愛が同居する名曲『きみが好きです』、ソウルフルでエロカッコいい『ハダカハダカ』・・・と単体でもランキング入りしそうな楽曲が目白押し!
このアルバムがiTunesチャート1位を快走してた時、本当に嬉しかったなぁ😂
そしてもう1曲。この曲を何故特別枠にするのかと言うと、この曲はスガさんが自分で書いた曲ではなく、カヴァー曲だからなのです。
だけど、私けんりきが1番最初に「スガシカオの歌声」に打ちのめされた曲。
特別枠:ファスナー(Mr.Childrenのカヴァー/Sugarless Ⅱ収録)
2010年に公開されたMr.Childrenのドキュメンタリー映画『Split The Difference』を、ミスチルファンである俺は何の予備知識も持たずに観に行って。
スクリーンの中でMr.Childrenの演奏をバックにこの曲を歌うスガさんの歌声を聴いたあの日、俺の人生は変わったと言っても決して大袈裟ではない。
あれから14年。あの時スガさんをゲストボーカルに呼んでくれた桜井さんに大感謝!
そして、あの日スガさんの声の虜になった自分を褒めてやりたいと、今になって凄く思っています😂
ではでは、ランキングに戻ります。
20位:気まぐれ(アルバム『SMILE』収録)
スガさんの歌詞は、時々鋭いナイフのように、触られたくない部分を容赦なく抉ってくる。
だけど、スガさんの唯一無二の歌声は、その傷口に優しく寄り添ってくれる。
「その傷口に向き合うのも悪くないと思うよ」
この曲を聴く度に、そう言われてる気分になるんだ。
19位:コーヒー(アルバム『Sugarless Ⅱ』収録)
スガさんはラブソングでも多くの名作を産み出してるんだけど、この曲はその中でも最上級の部類に入る名曲だと思う。
♪ もう たくさんだよ 愛なんて言葉 まともに使えたことない 冷めたコーヒーみたいに 苦味だけが残った♪
想いを伝えられなかった後に残る不甲斐ない自分への苦々しい感情を、冷めたコーヒーの苦味に例えたのが本当に凄い。
俺は初めてスガさんのライブに参加したあの日、この曲を歌うスガさんの歌声に、完全に心奪われてしまった。
そして、我々スガマニアがスガさんに対して思う気持ちとも、この曲の歌詞は物凄く重なるんだよなぁ。
「君が笑ってる それだけでいいんだ 君が泣いている どうすればいいんだろう?」
「きみのことを想う気持ちは こぼしたコーヒーみたいに 心に広がって」
18位:青空(アルバム『SMILE』収録)
この曲をライブで歌う時のスガさんの歌声は、いつも神がかっている。
アレンジのせいも勿論有るんだろうけど、何と言うか・・・この世界とは違う場所から声が降ってくるような感覚になるんだ。
そして、そんな神がかった歌声を浴びているうちに胸に去来するのは、もう二度と会う事のできない”君“がぼくの心に残していった とても確かな言葉。。
17位:木曜日、見舞いに行く(アルバム『4Flusher』収録)
スガさんが、癌で長く入院中だった父親の見舞いに行った日の事を綴った歌詞が本当に素晴らしい曲なんだけど、和やかなレゲエのリズムと穏やかなメロディーなのがとても印象的で。
たぶん、悲しいメロディーでこんな歌詞を歌ったら、とても冷静では歌えないからなんじゃないか、、と勝手に想像している。
”あなたがもう言葉にしなくても ぼくにはわかるから・・・ 続いてゆく全てのことが 永遠じゃないこと“
スガさんの切なさや寂しさ、後悔や諦めや感謝、、がコトバの端々から、歌声から伝わってきて、もう。。(ノд<。)゜。
16位:Progress(アルバム『Sugarless III』収録)
言わずと知れた『プロフェッショナル 仕事の流儀』テーマソング。
オファーの際にはNHKのプロデューサー?から「中島みゆきさんの『地上の星』を超える曲で、Mr.Childrenやオアシスみたいな曲をお願いします」って無茶振りにも程がある発言が有ったらしい。。
それ、スガシカオで有る意味あります?ww
そして、いろんな憂鬱や悲しみや寂しさに寄り添ってきたこの曲だけど、東日本大震災の時に復興支援ライブ配信で、音楽番組で、被災地である東北でのライブで、その優しさと魂の込もった歌声で、どれだけの人に勇気を与え続けてきたのか計り知れない。
これからも、誰かの、そしてボクたちの、「あと一歩だけ前に進む」背中を、優しく強く押し続けてくれるに違いない。
以上!『スガシカオ デビュー27周年記念② けんりきが選ぶスガシカオの声が映える名曲ランキング50』(中編16位〜30位)をご覧いただきました。
いかがでしたか?ホント名曲揃いですよねぇ✨
あくまで”スガさんの声が映える曲“ランキングなので、好きな曲順とはまた違ってくるのが面白いなぁと自分でも思います😂
さて、残されたのはいよいよ後編。
1位〜15位をお届けします。
(27周年記念ライブの2日前、2月24日土曜の昼に投稿予定です。)
怒涛の神曲ラッシュにご期待ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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