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社会実験in中込

長野県佐久市、中込地区で興味深い社会実験企画が始まりました。

実はこれ、第二弾です、今度はグリーンモールという地元の商店街モールにバスケコートと休憩スペースが登場しました。前回は何もない人場に芝生とテントを置いたらどういう反応が得られるかという社会実験を行っていましたのですが、これはこれでどういう反応になるのか興味深いです。

この手法、すごくいいなと思うのは、例えば昨今続く地元商店街のシャッター街問題に、何かテコ入れをといろんな所で新たな建物作ってみたりして商店街復興をという取り組みもありますが、一体何をやったらより効果的なのかが手探り状態です。
なので、こうした社会実験で予め反応を見て、「こういう風にするとこんな人たちが来て、こんな使われ方になるのか」と期間限定であってもそれを実際見る事ができるのですから、それから本工事等である程度見込みを持ちつつ変化させていくというのは、とても理にかなっているように思えます。

人工芝もボールが弾む短さに工夫されているとか
アンケートも実施中

この企画、誰がどう実施するのか、という所が課題でしたが、市の都市計画課の方々のサポートや地元有志で、Design Meeting なかごみという集まりが結成され、議論よりも実践をという積極的な姿勢でこの社会実験実施の実現に繋がっています。

どういう在り方と変化していけば、地元商店街や地域は活性化し、独自のコミュニティを復興させていけるのか。
答えの出ない難問に、より最適で効果の期待できる方法を模索しながら、けれども前にしっかり進んでいく。「経験値」というのはこうした積極的な行動から積み重ねられていくのだと共感しました。

イベントも連動

そして、ただ一個の企画で終わらせずに、いろんな企画と連動する。
ひとつひとつの企画はさほど大きな規模ではないにしても、こうして連動開催することでより魅力的な企画へと繋がっています。
地域と行政、それぞれ考えの違う所はあっても、「このままではあかん」という意識は皆一緒です。
どんな反応となるか、またどんな展開へと繋がるのか、これからの動きにも期待が高まります。