オンナ1匹土地を買う～ひとり移住暮らし～

私が現住所の土地を買ったのはまさにコロナ禍の真っ最中。
ここ八ヶ岳南麓は東京から車で2時間で来れちゃう距離でもあるため、
コロナを機に人々が移住やら2拠点生活を求めてどんどん土地が売れていた頃。
もういい土地なんて残っていないんじゃないかという頃。
不動産バブル状態のとき。

それまで私はひとり移住してから５～６年（ボロ）アパートに住んでまして。

いや。条件は良かったんですよ。
賃貸物件の少ないこの地域で最上階（2階な）の一番奥だし。
窓からはどーーんと富士山も八ヶ岳も南アルプスも眺められるし。
カーテンを開けたまま過ごせるし。2部屋もあるし。

ただ築〇〇年で(本当に)ボロいだけで。
リフォームとかしてくれないだけで。
少しすきま風があるぐらいで。何故かよく蜂も入ってくるぐらいで。
天井裏にコウモリが住みついたぐらいで。
真冬の朝の室温は氷点下で冷蔵庫が要らないぐらいで。

そんなこんなで？
このままここに住んで一生終わるのやだなぁ～
もっとキレイな場所に住みたいな～
と漠然と思い始めていました。

思ってるだけではアレなんで口にも出してみた。
「家欲っしいなぁ～～」
口にするだけでもアレなんでネットで物件情報を探ってみた。

でも探しても「いいな」と思うところはひとっつも無くて。
家の中古物件も正直「うっ…汚っ…」ってところばかりで。

まぁ、当時は私もまさか本気で買うなんて思ってもいなかったし
「夢よね～」的な感じでした。

ところが。
ある日ふと○○というお店が気になって、ここの道かな～ってことで初めての道を車で通ってみたくなり。

ここら辺の山中の小道は細くて対向車が来るとすれ違えないパターンも多く、車の運転が苦手な私はなかなか冒険できない。
移住して5年も経つけど初めての道。

その小道に入ったときから、
木々がキレイで気持ちいいなぁ…
なんかこの通りいいなぁ…
なんて思って走っていたら、
道中に木々が伐採されている空間があり、なんと「売地」の看板が…！

もう速攻で不動産屋さんを調べて即見学を申し込んで…

そして決めちゃってました(爆)

つまり実際に現地に行って見学したのはその1件。
（あ、不動産屋さんが別のおススメの場所にもその日に連れて行ってくれたからそれも合わせると計2件）

…ヤバいですか？
いや、そりゃ（ちょっと？）迷いもしましたよ。

その後モデルハウスを見学させていただいた工務店の方にその土地を一緒に見て貰い相談もしましたし。
そしてその（多分）プロの方からも
「よくまだこんないい物件が残っていたな～。値段も良心的だし。」
とのお墨付きの言葉の後押しもあって。

とにかく（この時点で）これ以上の土地はないし、
これを逃したら絶対後悔するって思った。
反応した自分の身体を信じなくてどうするって思った。
信じたことを行動に変えようと思った。
形にしようと思ったんですよ。勇気出して。

それにしてもなんで私的にはいいと思うこの土地が売れ残っていたのだろう？？
って思っていたら、今までこの土地は色々と条件付きで販売されていたらしく、（家を建てるならこの指定メーカーでねみたいな）
その条件を外した時にちょうど私は見つけることができたみたいです。

ひゃあ。タイミングって大事～～！！

ちなみに私が土地に求めた条件

・とにかく気持ちがいい
・カーテンを閉めずに過ごせる（窓側に他の家があったりしない）
・窓からの景色がいい
・日当たり良好
・夏にクーラー無しで過ごせる（標高1000M位）
・非常時に水が確保できる（近くに湧水・小川）
・山の中のポツンと一軒家過ぎない（一応ひとりなので…）
・家までの道路が舗装されていて対向車とすれ違える
（近辺は狭いデコボコ道が多い）
・近所付き合いがほど良い（場所によっては町内行事が月数回）

こちら全部クリアしてました♡

そしてこの勢いでこのあと「家」も買ったわけですけど(笑)

もし、このとき迷ったりして先延ばしにしていたら…
この後直ぐに家の契約をしていなかったら…
ほんの数か月遅かったら…

例のウッドショック（木材とか材料費とか諸々超値上げ）で
家がこのときの30％位値上げされたお値段になってたんですよ！

家の値段の30％って恐ろしいですよね！奥さん！

そしたらもう家なんていくら勢いがあっても買えなかった。
無駄に土地だけ持ってるオンナで終わってた(笑)

やっぱり

タイミングって大事～～！！
勢いって大切～！

後はもうオンナの度胸で(笑)

とりあえず今までのところ買って住んで後悔はしていません。
(ボロ)アパート時代は既に前世の記憶です。

そりゃ買ったら「お金」も無くなるわけで。
なのに今働いてないという私の無謀さよ(笑)