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海瀬新田こぼれ話(集落の話の聴き手だより10月号)


健康マージャンを楽しむ様子

 海瀬新田では、今年の1月から毎月第3日曜日に健康マージャンを始めた。分館長の嶋﨑昭彦さんの呼びかけが始まりでした。

 「コロナ禍でみんなが集まれる場がなくなりました。ようやく集まれる機会ができたのに、集まろうよという雰囲気が生まれてこなかった。役員さんと何かできないかと話し合いを持ちました。囲碁や将棋だと2人1組で、なかなかワイワイと楽しむのは難しいねということになり、それなら4人1組でできるマージャンがいいということになったのです。」

 マージャンはイメージが悪かった。マージャンに付き物がお酒と煙草。
 「初めはいやいやでした。マージャンといえば、お酒と煙草。まさに不健康マージャンのイメージが強かった。それがやってみると、面白い。時間が10時から12時までと決められている健康マージャンは楽しいです。」と、女性メンバーが話してくれた。

 年齢層は、90歳代から40歳代と幅が広い。現在メンバーは19名。初めに声をかけただけで、毎回お知らせをするわけではなく、来たい人が来て、2時間マージャンを楽しむ緩い集まりである。初心者が9名もいたので、最初の3回は、プロの麻雀士の方に来てもらって講習会を開いたという。

 「海瀬新田でも、昔は冬場の楽しみで麻雀をやってました。6~7軒の家が週1回の持ち回りでやってた。夕飯は持参、その代わりお酒は当番の家が提供してました。夜の7時ごろから始まって、翌朝の2時、3時までやってたまさに不健康マージャンでしたね。」と、男性メンバーが教えてくれた。

 今回集まった人は、12名。そのうち4名が女性。女性の声が聞こえてくる和やかな雰囲気がいい。3つの麻雀台を囲んで、時には真剣、時には和やかにマージャンをしている。

 「あえて、人集めはしませんでしたが、こんなに集まってくれて、企画者としては嬉しい。それに女性が多く参加してくれた。公民館を使ったのもみんなが気兼ねなく来れるので良かったと思います。」と、分館長さんが話してくれた。

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