オランダに3週間住んで
Sakuです。
オランダに来てから3週間と3日、今の心境は
自分が見え始めてきました。
来たばかりは時差ボケがつらく、気温差が身体にしんどい中、連日のように夫の親戚や友人に会いに行きました。
心がまだオランダに来ていない状態で、まったく新しい環境にいるのはとても苦しかったです。
例えばトイレに入っても、流すボタンがどこにあるかも分からない。
夫たちが歩くペース、喋るペースに全然ついていけない。
言葉が違う、食事が違うという以上に、匂いや、手触り、空気の圧力のようなものが沖縄と違っていました。
夫に、「しんどいから今日は早めに寝る」など言えれば良いのですが、自分と周りがあまりに違っていて、言葉にして伝えることもできませんでした。
ものごとを把握すらできない状況で、3週間、ずっと泣いていたようなものです。
睡眠薬を多く飲んだり、泣き暴れたりもありました。
「日本に帰りたい」ということを、言ってしまうと本当にそうしてしまいそうで、家族や友人にも言えなかった。
今はやっと心が追いついた感覚がします。
霧や雨を繰り返すオランダの秋を、すんなり楽しめ始めています。
やはり、日本からヨーロッパに住むのは並大抵のことではないですね。
とくに私は変化が苦手な性格・時期なので、簡単には行きませんでした。
なにごとにも時間が必要。
言葉や行動でどうこうできるレベルの変化ではなかったから。
慣れようともがいていましたが、その必要もなかったのかもしれないと思います。
夫に任せて、ただ笑っていたら過ぎた3週間なのかもしれない。
ただ、私はそうはせず(できず)、必死に自分と周りをなじませようとしていた。
その苦しみの中に自分らしさのようなものが見える気がします。
一緒に来た猫のシーサーも、気温差にめげずよくがんばりました。おてんばでよく脱走する彼女が、心の支えです。
動物にとても癒されます。
オランダは犬が多い。
夫の友人宅のボーくん。幸せいっぱいでたくさんハグしてパワーもらいました。
海外に旅行するのと、住むのは違うし、
一人で行くのと、パートナー、子ども連れ、もまた違ってくる。
一人のほうが自分のペースで出来たりもしますよね。
人それぞれの状況とやり方があるから、あまり人と比べない。
ともかく、オランダ移住を決めた自分を丸ごと受け止めて、
弱音はしっかり吐いて、日本のこと沖縄のことも思い出しつつ
生きていこうと思います。
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