【オランダ移住記③】
Sakuです。
いよいよ成田空港→スキポール空港の移動。
沖縄から来ると、千葉周辺の秋のはじまりに身体も心も戸惑います。
風邪をひきそうなので薄着はせず、ヒートテックを着て、足首をださないよう厚手の靴下を履きました。
前日にドラッグストアで買った葛根湯を飲み、のど飴をなめながら移動です。
ヒルトン成田に泊まったのですが、成田空港までシャトルバスが出ています。ただ、コロナの影響でダイヤ変更がされたようで、1時間に1本でした。空港まで15分ほどです。
大量の荷物は、バスの運転手さんが下ろしてくれ、そこからはカートで運べたので、楽ちんでした。
空港にて
10時20分発のKLMにチェックイン。
私が予約したのは片道チケットのため、事業主ビザを取得予定でオランダに滞在する旨を伝えましたが、職員さんに「何かそれを証明する書類はありますか?」と聞かれました。
オランダについてから申請するわけで、公的な書類はありません。。
なので、「事業主ビザの書類はないけれど、夫がオランダ人なので婚姻受理証明書はあります」と書類を見せました。
職員さんの確認に時間はかかりましたが、それで通れました。
預け荷物に入れる予定だった、アポスティーユ付きの婚姻書類を、手荷物に入れといてよかった~
大事なものは手元に置いとくに限ります。。
また、猫の手続きにも時間がかかりました。
検疫所で取った書類を見せ、ケージのサイズを測ってもらい、担当職員さんが別の職員さんに確認したり。
猫を機内に連れるのは地上職員さんたち的にはイレギュラーなのかもしれません。
チェックインで20分くらいはかかりました。
空港はガラガラで、全然並ばずに済んだのが幸いでした。
手荷物検査はささっと終わり、夫は大きな歯磨き粉を没収されてしまいました。100ml以下限定でジップロックに入れなきゃだめなんですよね~。。
夫が出国できない?
そこから。。悪い意味でかなりドキドキすることがありました。
夫がイミグレーション通過できない。
私が一瞬で通過して待っていても、夫がてこずっている。
悪い予感。
職員さんが何度か、「通過できるけど、時間がかかります」と伝えに来てくれました。
30分待ちぼうけ。
もう搭乗手続きが始まり、私たちのグループも搭乗開始になったとき、ようやく夫が出てきました。。
原因は、日本の留学ビザが切れたあと、観光ビザで滞在したこと。
結果として約3ヵ月、不法に滞在していたことになっていました。
那覇の移民局では「語学ビザのあとは観光ビザでOKですよ!滞在できます」と言われたので、手違いがあったのでしょう。
夫は約5000円払い、証明写真を撮り、書類に記入して無事に出国できました。
このまま私ひとりでオランダに行くのかとか、
フェリシティ・ジョーンズの映画の「Like Crazy」(邦題「今日、キミに会えたら」、イギリスとアメリカの遠距離恋愛で、ヒロインが不法滞在したためアメリカに入国できなくなる)みたいに
夫と離れ離れになるのかとか考えて、気が気じゃなかったです。。
機内にて
機内はガラガラ。
キャビンに9人しかお客さんがいません。
CAさんが、「前の席で寝ていいよ!だって誰もいないから!」と言ってくれたのでその通りにました。
私は前の席、夫は後ろの席で3列ずつを自由に使う。
私たちの他は、いかにもビジネスマンという感じの方ばかりで、親子連れや観光客らしき人は皆無です。
機内食!
パスタとサラダとフルーツ。美味しかったです。量は思ったより少なかった。
Wi-Fiは1時間は無料、ずっと使うには19ユーロで、共有できない(一人ずつ買う必要がある)そうで、買いませんでした。
無料のWi-Fiもつないでみましたが、全然、つながらない。。
NetflixとAmazonプライムでダウンロードしていた映画を観ました。
機内映画やテレビは最新作が多かったです。
レネー・ゼルウィガーの「Judy」を観たものの、なんだか集中できず途中で寝ました。機内の映画って、あくまで気を紛らわすためであって、落ち着いて観れませんよね。
猫は、はじめ寒がっていましたが、ブランケットでくるむと落ち着いてくれました。
CAさんが「カワイイ~!」と見に来てくれました。
11時間半の時間つぶしで、私はひたすら寝そべって、映画を観たり、本を読んだり、眠ったり、食べたり。
お菓子がたくさんでて嬉しかった。甘い物がほしくなりますよね。
水をよく飲むのでトイレに頻繁に行き、立ったついでにストレッチしました。後ろのキャビンも、全然人がいませんでした。
着く前の機内食を期待していたものの
ホットスナックのみでした。美味しいパイ。
とにかく暇なので
後ろの席の夫と遊んだりもしました。
到着!
予定通り無事に到着しました!
イミグレーションで、いかつい職員さんに「帰りの便は?オランダに住むの?書類ある?ない?」と聞かれ、たじたじ
ここでも、事業主ビザのことも説明しつつ、「それと夫はオランダ人です。ゆくゆくは配偶者ビザを取ります」という切り札で通過しました。
けっこう長い道を歩いて、荷物を受け取ります。
猫の通過は、書類を見せるだけで大丈夫でした。
夫のお母さんと、その旦那さんが迎えに来てくれて、ハグ。
スキポール空港はきれいで、やっぱり背の高い人が多い。
人々はあまりマスクをしていません。
日本円を少し持っていたので両替をしました。手数料3ユーロほど。
しばらくは夫の母の家に滞在
夫の母の家のあるArnhemアーネムにしばらく住みます。
夫の母は、再婚していますが、別居(旦那さんの家に行ったり来たり)なので、家にいない日もあります。とてもきれいなおうちです。
時差ボケがひどいですし、猫もまだまだ落ち着かないですが、なんとかやっていこうと思います。