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ロザムンド・ピルチャーの本 ①

朔北社では、今年の8月下旬、以前は晶文社さんから出版されていたロザムンド・ピルチャーの短篇集「ロザムンドおばさん~」のシリーズの3作の内の最後の1作『ロザムンドおばさんの花束』(中村妙子/訳)を復刊(新装版として)しました。

9月に入り、Twitterを通して自社本だけでなく、今までにさまざまな出版社から出版された彼女の本を、改めて読者の皆さんに紹介したいと思いいたりました。短篇集の他にも、わたしたちの会社では長編2、中編1の全部で3タイトル彼女の作品を出版していますが、この短篇集の3作が揃ったこのタイミングにもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちでいっぱいになりました。まだこれらの本の存在すら知らない人が山のようにいるのだと思うといてもたってもいられません。

過去に読んだことがある人には、20年以上30年近く前に出版された本との出合い直し、まだ作品を知らない読者には、新たに発見してもらうきっかけになるかもしれません。もちろん一人の読者がいれば本は生きているといってもいいでしょう。けれど読者が増えたら本はもっと活き活きと生き続けます。そして出版社も…! そうなれば彼女の本が求められる時に、いつでもそばにあり、買うことができます。そういうふうになったらいいなと思っています。

次回は、初めて日本でロザムンド・ピルチャーの本が紹介されたときのエピソードと共にご紹介したいと思います!

※紹介させていただく他社の本(一部、朔北社の本も)は現在、ほとんど品切れや絶版のものですが、図書館も利用しながら読書を楽しんでいただけたらと思います。