乳児健診で貧血気味と言われた
みなさんこんにちは。
今日は乳児期の貧血についてです。
といっても、わが子の話です。
9ヵ月のわが子が先日(11月)、乳児健診を受診してきました。
乳児健診の貧血検査は、かかとから少量の血液で調べる方法で、その結果で
Hb 9.8 mg/dl(かかとから採血)
で要精密検査となりました。
2歳以下のお子さんで鉄欠乏状態が続くと、認知能力、運動発達、社会性や情緒発達に影響を与える可能性があると言われています。
その後、精密検査では、腕から採血をして調べた所、
Hb 10.8mg/dl(腕から採血)
で基準(11.0mg/dl)を少し下回っていました。
離乳食を進めながら経過観察(1月に再度検査)とのこと。
なぜ貧血になるのか?
9ヵ月~2歳頃は鉄欠乏性貧血になりやすいとされています。
赤ちゃんはお母さんの胎内にいる時に鉄を体に蓄え、生まれてからは蓄えた鉄を使いながら血液を作っていきます。
その鉄の貯蓄が6ヵ月頃に切れてくる。
6ヵ月頃から鉄を積極的に摂取していきたい所なのですが、この時期の離乳食からの鉄摂取は大きく期待はできません。
そもそも摂取できる量が低いのと、吸収率の高い肉、魚類が積極的に使える時期ではないことからです。
母乳は鉄分は少ないですが、吸収率は高い。ミルクには鉄分が強化されて入っていますが、吸収率は母乳にくらべて高くない。
母乳栄養単独児は貧血になりやすいとも言われていますが、母乳栄養のメリットも含めて考えると、「貧血が心配だからミルクにする」というよりは、「貧血対策をする」という考えが個人的にはしっくりきます。
これらの事から、9ヵ月頃の治療が必要な乳児期の貧血は、離乳食に原因があると言うよりは、妊娠後期の母親から胎児への鉄の供給に問題があることが指摘されています。(母体の鉄欠乏、早産、母体妊娠合併症、母体の喫煙、母体の肥満等)
対策
まずは健診などで貧血が疑われた場合はきちんと精密検査を受け、治療が必要かどうか診てもらいましょう。軽い貧血は自覚症状がなく、長期間貧血にならないように医師と相談しながらチェックしていく必要があります。
乳児期の貧血の予防には、妊娠期のお母さんの貧血や妊娠合併症を防ぐことがあります。妊娠期の貧血対策はまた別の機会に。
離乳食では9ヵ月頃ぐらいになると肉(レバーはやっぱり良い)、魚(赤身の魚が良い)を積極的に利用していきましょう。
貧血気味になってくると、身体も鉄分の吸収率を上げるように働きだすので、しっかり離乳食が食べられていれば貧血は悪化しにくいです。
わが子も、肉、魚、を使った離乳食の量を増やしていくようにやってみまーす。
どうやったら食べる量が増えるか・・また、投稿しますね。
もし離乳食思ったより進まなかったら食後のフォローアップミルクを検討してみようかな。
また報告しまーす!
かんたん離乳食~サバ缶粥~
サバの水煮缶をやわらかくほぐした物をお粥に混ぜた。
サバ缶、まずまず鉄分あります。
↓サクガワ健康体力づくり教室
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