2020年12月23日東村離乳食実習
みなさんこんにちは。
東村で実施された離乳食実習でのやりとりした内容を報告します。
実習の時に聞けなかったことや、実際に家庭での離乳食で気になったことがあればLINE公式アカウントで質問してみてくださいね↓
↑「格好」は素晴らしい佐久川。
今回は離乳食後期のポイントについて全体で確認しました。
離乳食後期(9ヵ月~)のポイント
●後期以降は食欲に応じて離乳食の量を増やしていく時期
栄養摂取の割合が母乳、ミルクよりも離乳食へと移行してくる時期。食欲に応じて量を増やしていきます。
●主食、主菜、副菜を揃える。
栄養摂取の割合が増えてくるので栄養のバランスも摂るようにしていきましょう。主食(ご飯、パン、めん類)、主菜(肉、魚、大豆製品類)、副菜(野菜、きのこ、海藻類)が揃う内容で、バランスが整いやすくなります。
●肉、赤魚、青魚が使えるので積極的に使う。硬かったり、パサついたりするので工夫が必要。
肉、魚は積極的に使っていきたい食材、たんぱく質、鉄、ビタミン類が豊富です。ひき肉を使う、豆腐と一緒に混ぜて肉団子状にする、お粥に混ぜる、芋系のおかずに混ぜる等で食べやすくしましょう。
●食べる量を増やすために適度に調味料を使う。
後期は塩、しょうゆ、砂糖、みそが使えます。完了期は刺激が強い物以外はだいたいの調味料が使えます。調味料の目的は「食欲を増す」こと。調味しなくてもたくさんモリモリ食べるなら強いて使わなくてもOK。
あまり食欲が無いなーという時は調味料を上手に使って食べる意欲を上げましょう。ざっくりですが、大人の1/3くらいの使用量で薄味。
スープ等、大人の料理に水を足して薄めたりして離乳食に変えるのも有りですよ。
●後期から手づかみ食べにもチャレンジ
「自分で食べたい」という気持ちが見られたら手づかみ食べにもチャレンジしましょう。歯ぐきで潰せる軟らかさで、手に持てる大きさにします。
食事の時間が楽しみになって食べたい気持ちが高まります。
ただ、周辺がどうしても汚れるので、気になる場合はシートや新聞紙などを敷いてもよし。
実習の中で
・野菜スープがおススメ
→歯茎で潰せる、噛めるが目安の硬さ、野菜類もスープにして煮込むことで食べやすい。大人のスープを取り分けて必要に応じて薄めれば離乳食になるので、簡単。今回は主菜も摂れる肉団子スープを紹介しました。
・手づかみ食べの大きさ
→厚さは1cm未満、5㎝くらいの長さで掴みやすい大きさ。歯茎で潰せる硬さにしましょう。大きいけど軟らかい。
・炊飯器での柔らかさ
→人参を炊飯器で炊いた所かなり軟らかくできた。成長に応じた大きさに野菜をカットしたらヒタヒタくらいのダシと一緒に入れて炊飯ボタンを押すだけで、ちょうどよい離乳食になります。ブレンダーでペーストにすれば初期も。多めに作って冷凍保存しておけば便利です。
・スープの塩分濃度
→0.5%塩分濃度(薄味)を目指します。今回は顆粒鶏ガラスープを使って、0.4%程度で仕上がりました。肉団子のダシ、白菜の旨味もあって、塩分濃度は低いがおいしくいただけたかと思います。
・サバ缶豆腐ハンバーグが人気だった
→子ども達に人気でした。豆腐、サバ缶の水気を切ったら、よく捏ねるのがポイントです。
・カツオだしを使ったペーストはよく食べる
→初期のメニューとして人参をかつおだしで煮て(炊飯器利用)ブレンダーでペーストにしました。これもまた子ども達に人気だった。以前水で煮たやつはそこまでだったのですが、かつおだしはおいしいということですね。
今回の資料
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