チーズxティーペアリング エーゲ海の伝統チーズと日本茶
こんにちは、フランスチーズ鑑評騎士の佐久間です。
今回は宮崎県の煎茶“野路乃梅“とキプロス島のチーズ“ハルミ“とチェダーチーズ、日本茶によく合う白カビチーズを比較してみました。
独特の食感と風味のあるハルミ、酸味と旨味のチェダーがお茶と合うかどうか最後まで読んでいただければと思います。
チーズ
<ハルミ>
キプロス島で伝統的に作られているチーズ。
<チェダー>
世界中で作られるイギリス原産のチーズ。
チェダリングと言われる独特の製法によって、酸味とほろほろとした食感が特徴のチーズです。旨味やコクのバランスが良いので、ハンバーグやグラタンなど料理にもよく利用されています。
<ルフォンミルレ>
クセが無く、ミルクの味わい豊かな白カビチーズ
<ミニブリー>
すっきりと爽やかなミルクの味わいの白カビチーズ
お茶
野路乃梅 (宮崎県)
すっきりした味わいと甘みが特徴のお茶
ペアリング結果
<ハルミ> △
お茶の苦味が強く感じるようになってしまう。チーズ単品で食べた時に感じる独特のクセが影響している可能性があります。
甘い香りの紅茶や、グリルしたハルミとミントティーなど、苦味が弱く香りの良いお茶と合わせるのが良さそうです。
<チェダー> △
合わせた瞬間、チーズの酸味とお茶の渋みが少し違和感を感じるクセを生み出しています。
後からミルクの香りや甘さとお茶の甘さを感じるため、渋みのあまりないお茶であれば、美味しい組み合わせになってくれそうです。
<ルフォンミルレ>
チーズの旨味、コクをより強く感じることができ、後からミルクの甘みとお茶のフルーティな香りが爽やかな余韻を演出してくれます。
<ミニブリー>
合わせた瞬間にお茶の旨味を強く感じることができ、後からチーズの甘く爽やかな雰囲気がお茶のフルーティ感と相まって、深いコクとすっきり爽やかな余韻を楽しむことができます。
チーズと各種ドリンクの組み合わせ。チーズのレビューやチーズ工房さんをめぐり情報提供をさせていただいています。 情報収集や研究をサポートいただけると大変嬉しいです。