『赤鬼』と木山さん
——「東京演劇道場」道場生が、ついに『赤鬼』で初見参!(野田地図引用)【2020年7月公演作品】
木山さんが東京演劇道場のメンバーとして、野田秀樹氏の古典的傑作『赤鬼』に出演。A teamのとんび役(メイン4役のうちの一人)を演じられました!
公演情報
公式サイト
プリッシマさん解説
1700人以上の応募者から、野田秀樹がオーディションで選んだ「東京演劇道場」のメンバーらが初見参!演じるは、「赤鬼」。
移民、国境、社会の分断…今の社会が抱える問題をいち早く描き、1996年の初演以降、日本、イギリス、タイ、韓国で野田が各国の俳優と共に作り上げてきたマスターピースを野田自身の演出により16年ぶりに日本で上演する!(公式サイトより引用)
簡単なあらすじ
本作は、ある漁村に “赤鬼”が漂着し、閉じられた社会が異物の存在に揺り動かされる様子を描く、野田の小空間での代表作の1つ。昔話のような語り口で描かれる物語があぶりだすのは、“他者への想像力の欠如と不寛容”“移民や異なる人種への差別” “未知なる存在といかに共存するか”…コロナ禍に直面する現代社会と、この物語がまさに符合する。(演劇キックより引用)
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(木山さんについて記載あり。写真あり)
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(解説など。写真やや多め)
役どころ
『赤鬼』と交流を深める『あの女』の兄とんび役。とんびは作中の台詞で言うところの『ヒロインの頭の足りない兄貴』(知恵が遅れている)。そのため周囲から相手にされていない。足りていないゆえに、そこにある差別や偏見、あの女の絶望がわからない。その見えない壁を表現しつつ、とんびの回想として話が展開されていく。
全体の調整役でもあり、狂言回しのように振る舞う中で、時にコミカルに笑いを誘い、時に抒情的な美しい台詞を重ねるのがとても素敵。ラストシーンの情感を込めた独白は胸にこみ上げてくるものがあり、とても美しいものでした。
▼自前のイラストだとこんな感じ。白一色の衣装で袖や裾の長さが左右非対称になってます。
木山さんツイート
関連書籍
▪️解散後全劇作
戯曲(上演台本)が載ってます。
観劇を深くするリンク集
ナタリー ステージ 特集・インタビュー 野田秀樹×東京演劇道場「赤鬼」座談会&稽古場レポ
(出演者によるインタビュー。話の中で木山さんのお名前もでてきます。)
▼赤鬼上演の歴史と道場の稽古の話などのインタビュー