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オフィスバースへようこそ/THE EDGE MAGAZINE VOL.8―2023.01.30 Cushman&Wakefield(Pick up#009)

■Stats:
オフィスバースへようこそ/THE EDGE MAGAZINE VOL.8―2023.01.30 Cushman&Wakefield

■レポートの概略

  • 仮想職場(別名officeverse)は、2Dまたは3D形式の仮想環境で、会議室、ハドルルーム、テーブル、ライティングボード、プロジェクター、食堂などの機能を組み込み、物理的なオフィスワークプレイスをシミュレートすることができる。また、従業員が通勤せずに参加できるアバター形式のミーティングや、ハイブリッドワークモデルに移行する組織に経済的で持続可能なソリューションを提供することができる

  • オフィスバースは、リモートワークを支援するために設計されたバーチャルオフィス空間であり、組織に多くの利益をもたらす可能性がある。これには、組織文化の形成、協力的な出会いの促進、職場での競争の均等化、より持続可能な運営などが含まれる。オフィスバースは、物理的なオフィスが提供する多くの価値を提供することができ、リモートワークにおける人々の社交的なニーズを満たし、持続可能なビジネスプラクティスを促進することができる

  • Cushman&Wakefieldの40人の従業員チームが、仮想現実ヘッドセットを使用してグローバルなパイロットプログラムを行い、仮想現実で誰かと会う体験が実際にオフィスバース外での絆を形成するのに役立つことを結論づけた。現在、同チームはバーチャルリアリティおよび2Dバーチャルスペースの両方を評価しており、指標は、2Dおよび3Dスペースがオフィスバースで今後重要な役割を果たすことを示唆している

■参照データ / 将来への知見

  • オフィスバースが物理的なオフィスの職場に取って代わることはほとんどなく、オフィスバースを導入する前に、組織はそれぞれのビジネスとスキルにとってどこでどのように最も価値があるかを慎重に評価する必要がある

  • オフィスバースは、不動産ポートフォリオの適正化を支援し、物理的環境に明確な目的を与える可能性がある。組織はメタバース内でグローバルキャンパスを作成することができ、大規模な土地開発や長距離移動の必要性が低減され、これらが持続可能性に重大な影響を与える可能性がある

  • 従業員がオフィスバースで働くことができる方法の一日(例) ※詳細はレポートを参照。現実とオフィスバースの行き来をしながら、自宅で仕事をする一日の例が示されている

⇒ワークプレイスを構築する新しいテクノロジーのひとつ仮想職場(別名officeverse)をビデオ会議以上の多様性として、リモートワークと物理的なオフィスの両方の良い点を組み合わせ、職場のいくつかの課題に対処できる可能性を「組織文化の形成、協力的な出会いの促進、職場での競争の均等化、より持続可能な運営など」と項目を示し説明。
また、Cushman&Wakefield内のパイロットプログラムの知見も示している。
従業員がオフィスバースで働くことができる方法の一日(例)が実際のオフィスバースを用いたワークスタイルの例としてとても分かりやすい。

オフィスバースを提供する側も、提供される側も導入利点を見出し、価値創造に結び付けていかなければ、使えないテクノロジーで終わってしまう。
あくまで一例としての理解はしつつ、個の解として企業ごとの利用方法はさぐっていく必要がある。それがパイロットプロジェクトのように始められると導入障壁も低くできる。

オフィスバースへようこそ |エッジマガジンVol 8 |クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド (cushmanwakefield.com)


※表紙画像:Maxim Hopman/Upsplash

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