XamarinはWindowsだけでiOSアプリを開発できるか
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(この記事は個人ブログにて公開していた記事をnoteに転載したものです)
この記事は2018年9月時点の情報に基づいたものです。最新の情報と異なる可能性がありますのでご注意ください。
憧れのスマホアプリ開発とそのネック
現代のプログラマーなら一度は夢を描いたことがあるであろう、スマホアプリ開発。私もそんなプログラマーの一人。
そんな夢見るプログラマーたちの腰を重くしている理由が以下の2つではないでしょうか。
1.iPhoneアプリを作るにはMacOSが必要
これが一番の理由かと。iPhoneアプリ(iOS向けアプリ)はMacOSが必要です。iPhoneを使っていても私用PCはWindows、という人は多くて「スマホアプリ開発のためにわざわざMacを買うのもな…」という人がほとんどではないでしょうか。
2.iPhone向け・Android向けの2つを開発しないといけない
絶対そういうわけではありませんが、iPhoneのシェアが高い日本において、どうせスマホアプリを開発するならAndroid向けだけでなくiPhone向けも作りたいのが人というものです。同じアプリなのに別々で作るのは面倒ですよね。もちろんAndroid向けだけ開発するのもありですが、iPhoneユーザーのプログラマーなら自分のiPhoneで動くものを作りたいです。
どうでしょう。少なくとも私はそうでした。
で、2.についてはクロスプラットフォーム開発の方法が増えてきて、iPhone・Android向けアプリ開発で共通化できるコードが増えてきました(それでもそれぞれ個別に書かないといけないコードはあります)。
そんな中、「Xamarin Live Playerを使えばWindowsだけでiOSアプリを開発できる」という旨の情報が入りました。
※「開発」の定義があいまいなのであらかじめ定義しておきましょう。ここでは、コーディング・デバッグ・テスト・ビルドの一連の作業としておきます。
Xamarinを使えばWindowsでiOSアプリ開発できる?
この記事を読んだとき、多くのプログラマーは歓喜したんではないでしょうか。「これでMacを買わずにiPhoneアプリを作れる!!」と。
iOSアプリ開発でMac OSが不要に、Windowsで開発・テスト・実機配備可能な「Xamarin Live Player」
実際やってみると…
ところが実際やってみるとわかったことが…
1.iPhoneでXamarin Live Playerが使えない
2018年9月現在、AppStoreにXamarin Live Playerがありません。また、かつてインストールしていたiPhoneの履歴から再度インストールしても、いざVisual Studioと連携してデバッグしようとしてもビルドエラーが発生して使えませんでした。
2.TestFlight・DeployGateはMacが必要(XCodeでビルドが必要)
つづいて、Xamarin Live Playerと同じように開発中のアプリを実機で動かすことができるという情報があったTestFlightやDeployGateをインストールしてみました。
ところがこれもダメで、結局Mac上のXCodeでビルドしたものを実機に配置できる、というものでした。Windowsだけではダメ。
上記のことからわかることは…
結論:おとなしくMacを買いましょう
夢もへったくれもない感じになりましたが、結局のところWindowsユーザーがiPhone向けアプリを開発するにはMacが必要になる、ということです。
どのみちXamarinで開発できたとしてもAppStoreでアプリを公開するためにはMac上のXCodeでビルドする必要もありますし。
今なら新品のMacBook Airが10万円ほどで買えますし、とりあえずなら中古のMac miniとかでもいいという情報もありますし。
Xamarinは情報が少ないので必然的に最新の情報も少なくなりがちです。私も手を付けたばかりですが躓いたところを書いていければと思います。
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