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【アートと物語】冬に芽吹く花

こんにちは。アートワークセラピストのsakurakoです。

もともとこちらのnoteはアーティストとしてアートを描きはじめた頃に作品などについて書いていこうと思ってスタートしていました。
アート作品はinstagramのアーティストアカウントで公開しています。
(ほとんどがデジタルアートになります)
過去に描いた絵も含めて、今後また書いていけたらなと思っています。

アートセラピーのワークのひとつに
アートに物語をつけていくものがあります。
物語をつけることによってイメージが広がります。
アートは無意識で描き、何かゴールを決めて描くものではなく
物語はあらすじも決めず、アートからイメージを膨らませて
感じたことでつづっていくものです
まるで絵本の世界のように
そこにあるものたちがいきいきとして命がふきこまれていきます。
そのイメージはわたしたちの日常にもいきてきます。
そんなアートと物語をこれから連載していければと思います。

それではきょうのお話ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『冬に芽吹く花』

寒い寒い秋の夜のことでした
冬の訪れを待つ小枝の先っぽで
色んな色の蕾がこれから咲こうと準備中
星の実はゆらゆらと風に吹かれています
この木はしばらくお休みしていて
エネルギーを蓄え
今かと時を待ち、寒空の下で光を放っています

澄んだ空気の中で、ここだけが心地よい暖かい場所
溢れるばかりの光が夜空に虹色のオーロラのようにひろがっていて
星の実はぱちぱちと「あの空に飛んでいきたい」と
元気よくみんなで話していました

街ではこの枝の近くにいくと暖かいよ
すごくきれいだよと噂が広がり
毎晩のように誰かしらが訪ねてきました

春の花見もいいけれど 
寒い夜にこんな暖かな場所があったらほっとする

自分自身がわくわくすることで周りが元気になれたら
まだ花は咲いていないけれど
蕾がみんなを奮いたたせたり、
安心できる場所になったりと
そんなわたしでいられたら







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