GRで切り取るハウステンボスの魅力
こんにちは。さくです。
最近いろいろと忙しく、更新が滞っていましたが、今日はきれいな写真をアップさせてください。写真はすべてRICOH GRで撮影したものです。
ハウステンボスの歴史と魅力
歴史について
長崎県佐世保市にあるハウステンボスは、オランダの街並みを再現したテーマパークです。
ハウステンボスが建設された土地は、江戸時代には干拓された水田地跡で、太平洋戦争中には軍に接収されました。
戦後、長崎県に払い下げられ、工業団地としての開発が試みられましたが、工業用水供給の問題から企業誘致に失敗し、土地は手つかずのままでした。
その後、議会の批判を受けた県は長崎オランダ村に注目し、その成功をモデルに観光施設の開発を決定。
最終的に、長崎オランダ村を発展させた大規模施設として、1992年に開業しました。
開業当初から大規模な投資と運営コストの課題に直面し、2003年には経営破綻。
その後、H.I.S.に買収され、さまざまなアトラクションやイベントが追加され、観光地として再び人気を取り戻しましたが、コロナウイルス流行の影響で大きな打撃を受けました。
2022年には香港の投資会社PAGに売却され、PAGは現在ハウステンボスの全株式を取得し、完全子会社化しています。
現在では、四季折々の花々や最新のデジタル技術を駆使したショーなどが楽しめる観光地として多くの人々に愛されています。
ホテルオークラJRハウステンボス
こちらの建物はホテルオークラJRハウステンボスです。
1992年にハウステンボスの開業と同時に、オランダのアムステルダム駅を模した建物として誕生しました。
駅からすぐに見えるその外観は、ハウステンボスのテーマパークの入口としての役割も果たしており、多くの訪問者にとって最初に目にする印象的な建物です。
ハウステンボス「ワッセナー」
「ワッセナー」は、130棟の戸建て住宅と10棟120戸のマンションで構成された高級住宅地です。
戸建て住宅は2500万円から1億8000万円、マンションは1600万円から3000万円の価格帯で提供されています。このエリアの住人の約8割が別荘として利用し、残りの2割が常住しているそうです。
将来的には人口3万人が定住する都市をつくるという構想で作られた別荘になかなか買い手がつかなかったそうです。
エリアの入り口には管理センターがあり、厳重に入場管理が行われています。
管理センターでは食事のケータリング、部屋の清掃、庭の管理、タオル類・シーツ・枕カバーなどのリネン類のレンタルも行われ、敷地内はハウステンボスの景観の一部として、四季の変化を楽しめるように花や草木が美しく管理されているそうです。
また住人にはハウステンボスの年間パスポートが無料で配布される特典もあります。
このような充実したサービスは、月々2万円から5万円程度の共益費で賄われているそうです。
皆さんもいかがでしょうか?
おわりに
とにかくお金を掛けて丁寧に美しく作られたハウステンボスは、総開発費用が約2,289億円にのぼったそうです。
ハウステンボスが失敗した原因は色々言われていますが、原因の一因となった巨額の開発費は今の街並みの美しさに十分に残っていますので、とても見ごたえがあります。
HISの参入でハウステンボスが生まれ変わった印象がありました。
それからの撤退は非常に残念ですが、今後も魅力的なハウステンボスが続いてくれることを願っています。