奈良に行った理由
今年の春は吉野へ行く!
そう決意したのは理由がありました。
以前に記事でお伝えした私のお友達
現在は癌の積極的治療をやめられ、在宅で痛みを緩和して過ごしておられます。
2月末に呼吸困難になり入院され、3月はじめに「今年の桜は見れないかもしれません」と言われたそうです。
無事に今年の桜を見る事ができ、今もお家で緩和ケアを受けてご家族や友人に見守られ暮らしておられます。
どうしても彼女に一目千本の桜の写真を見てほしくて私は吉野に行きました。
吉野の桜の写真をラインで見てもらえ、noteの記事も読んでもらえました。
去年の春は彼女が見に行きたかった醍醐寺の桜を訪ねて京都に行きました。
まるで彼女が私の背中を押して、美しい桜の木のもとに連れて行ってくれているようです。
京都が大好きな彼女です。
もう一度ご家族で京都に行きたいと思っておられましたが、なかなか難しい状況です。
お花の大好きな彼女です。
お庭に植えたチューリップを、ご家族や訪問看護師さんの助けを借りて見に行くのを今は楽しみにしておられます。
彼女は辛くても苦しくても毎日、今も変わらず幸せな瞬間を見つけて過ごしておられます。
そんな彼女のある日のブログより
🍀〜🍀〜🍀
生きている
この1分1秒を
幸せな気持ちにするには
自分の心なんだなーと
改めてわかりました
痛さや怠さで
無気力、無表情に
なりがちでしたが
(これもありのままのわたしですが)
笑顔を作ってみよう!を
心がけたいです
🍀〜🍀〜🍀
何者にもならずとも
どれだけ楽しいことを
見つけるか!ワクワクするか!!
そのみつけた大好きなものを
ずっと継続できるか
それが本当に大切なことなんだなー
と思いました。
ベットに寝ながら
本を読んだり
映画を見たり
あ!!大好きなことを
継続できていると思いながら
心から感謝しています。
そこが大事ですね。
と書いておられます。
彼女はいつもまわりの人や出来事に感謝して、一瞬一瞬を大切に過ごしておられます。
狭いベットの中にいても、彼女の感じる世界、楽しまれる世界はとても広いのです。
体が以前のように思うように動かなくても、心で自由に動き回っておられます。
22年間笑顔で生きぬいた息子さんを、しっかりと見守り育てて来られた彼女だから感じれる世界があると思います。
私は彼女のAmebaブログで知り合いました。
彼女の生き方を今もブログで見せていただきいつも考えさせられ、学ばされることばかりです。
彼女は神様からの私へのプレゼントです。
これからも私は自分のできることをして、彼女を遠くから見守っていくつもりです。
次は彼女に新緑の写真を見てもらいたいです。
広島の帰りに見たポプラ並木です。
彼女が今日も穏やかに幸せを感じられること、笑顔になる瞬間を持てることを願っています。
今日も彼女がブログを書いてくださる、それは私の幸せで感謝することの一つです。
そんな日が一日一日積み重なって行きますように🌈
追伸 5月19日
彼女は息子さんの待つお空に旅立たれました。
御冥福をお祈りいたします。