写真の流れ
ピンボケも白飛びとも写真の表現の一部美しい写真だけが写真ではない
あまりにもカメラの性能が良くなりジヤスピンの写真が当たり前になりましたね。
私が始めて写真を始めた頃はまだカメラに露出計が付いてなく、別売で露室計は販売してたけど一般の人は高くて買えないのでフィルムの中に撮影の為の案内が入っていました。
ASA100のフィルムなら晴れの日は絞り8シャッタースピード250分の一曇りなら○○なんて書いてありそれを参考に自分の経験や感じるままに絞りやシャッタースピードを決める為、初心者の写真は露出不足かオーバーもしくはビントが合ってない写真ばかりでした。
だから遠足などでは写真機を持っていると人気者、皆に写真んを撮ってくれと言われて大人気でした。
私はフイルムカメラが流行ってきた今キヤパのチャットビンボケじやないけどこの時代写真の表現としての臨場感としてのボケも有りかなと思っています。
何しろ手振れ防止機能や瞳ホーカスましてやフィルム感度もSAS100~400なのでピンボケ機能満載のフィルムカメラボケ写真が流行るのは当たり前でしょう(笑)
写真の表現としてぴちんとした公式文章の様な写真より、手ぶれしてもほのぼのとした人間の表情や動き等を表した写真に飢えた撮影者の抵抗の様な気がします。
今や白黒で撮った 増感 現像をした画像の荒れた写真など滅多に見ることはできませんが、 やはり何かの表現としてみた時の迫力と想像力は撮影者の意気込みなどを感じてヌベルバーク(50年代フランス映画で新しい波今までの抒情的な表現に捉われないカメラワーク)何て言われてましたよ、でも今そういう写真はなかなか取れないです何故なら現代はASA感度をフィルムのように固定されずカメラ自体で決められるからです。
白飛びはダメ何て綺麗な写真 美しい 写真 そんな写真ばっかがあふれる時代になってきてしまいました。
多分これからそういう表現をする人たちも出てくるとは思いますが まだまだ デジタルカメラは進化し続けている途中なのでなかなか カメラマンとしてそういう方向に頭が入ってないのが現状でしょう。
むかし電卓の宣伝に答え一発カシオミニと言うCMが有りましたがカメラもシャッター一発良い写真が撮れるとしたら写真の魅力は無くなりますよね。
フィルムのカメラならまだ職人芸的なものも出来ますがデジカメでは加工を通り越してフェーク画像でも難無く作れます、ここまで進化したカメラでもまだまだ進歩するでしょう。
何でもできるデジカメに飽きて一部のユーザーはフィルムカメラに移行してます。
私の考える良い写真はピンボケでも白飛びでも人の目を二度見させる様な華のある写真が撮れる様になりたいし、表現の自由なら露出オーバーでもアンダーでもピンボケでも生活感のある写真が撮りたいがジャスピンの色味の良い事典に乗る写真を撮る自分がいる。
自分が本当に撮りたい写真と、見てもらいたいためにとる写真のギャップに悩み最近はあまり写真を撮っていない。