【読書感想文】家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(岸田奈美)
作者の岸田奈美さんに読んでもらえることがわかっていて、こうを書くのは失礼かもしれない。この本にすごく感動した、というのはちがう。誰かに薦めたい、とも思わない。
でも、読んでいるとこみ上げてくるものがあって、涙が出てしまった。
この理由を考えて、読書感想文にします。
最初にじわりときたのは「赤べこ」のところ。
たぶん、助けられてばかりの良太くんは、補ってくれている地域の人たちをすでに助け返してくれている。誰かを喜ばせることができたら、喜ばせた側の方が幸せなんじゃないかと思う