共生の時代へ

画像1 見慣れたモノに似ているモノは懐かしい けれども見慣れたモノに似ているから幽かな違いが少しずつ深く大きく広がっていく その違いが面白いか 貴重か 気障りか 其れは個人の選択だけど 人生はきっと面白がれる方が豊かだろう
画像2 折角誰かに見てもらうのだから 誰かが喜べる写真載せようよ と友人がいう そうだけど 誰かに思いを致せない不自由 ただこの建物を見たことがある人が目にしたら 懐かしがってくれるかと
画像3 誰もいないことにしよう 建物の声が聞きたいから
画像4 君は何故そこに一人で立っているの 誰かの思い出のため? 勿論景観美のため そういいながら自分の娘がこの木が大好きだったからと密かに私情を交じえていたとしても誰にも分かりはしない
画像5 赤い鳥は南 ベンガラは酸化鉄 紫外線や温度で変化しにくい 人の体にも優しい 王妃の住まいにもふさわしい
画像6 人生行路をがんじがらめに決められた時代の平穏と不幸 明日が不明の時代の恐怖と希望 荒唐無稽なことを信じたら外される村社会はそういう者でも生きていくことを黙認していた いまや荒唐無稽であろうと追われようと自分を信じきらなければ生きていけない
画像7 困難な時代はいつも目の前には不可能しかなかった 到底渡れるはずのない大河を過ぎ 雪山を生き延び 憎悪の暴風を抜けて
画像8 40億年の命の物語を振り返れば この困難はそれほどのものか
画像9 インターネットが日本に繋がった日 誰とも違っていた子供は告げられた 「君はもう一人じゃないよネットの向こうに必ず友達が居るからね」

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