エダサンゴ散歩 32 saku381 2021年7月24日 21:51 エダサンゴの中でフタスジリュウキュウスズメダイはふんわり溶け込んでいいかんじ 静かな枝にも伸びる意志を感じる とはいえ人間のような騒々しさとは比べようもない 島の土台を作る生き物はこうやって生きている 枝が白いのは人の目には綺麗に見える でもここに住んでいる魚たちの目には不安や恐怖にしか見えないかもしれない 水温が上昇しすぎると サンゴの中に住んでいる褐虫藻が逃げ出してサンゴは白くなって光合成ができなくなって死ぬ 魚たちの安全な住処はわずかな水温上昇くらいで死ぬこともあるのだ 陸だったら広い繁みは近くは大きく遠くは小さいまま 水中は違う 浮き上がって近づけばいい 遠くの小さいものもたちまち近くの大きいものに 上から見ればまた違う姿に 海中に長く住んでいる生物たちは 陸上の不自由さがきっと信じられない なんで向こう側に行けないのさって なんで上から接近できないのさ信じられないっ 上は上 横も上 伸びる方向が上 下も上 こどもサンゴ地帯 集まっている魚たちはマンション建築現場説明会の体 下はある 海底はある あるが海底に足をつけている必要はない 海底に足をつけると海底にすむ体が柔らかい生物を大量に踏みつぶすことにもなる むしろ避けるべきこと 地上に戻れば横倒しのサンゴ でも 海中ではこっちがそのまま 地上に海中を無理強いしてみる いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #詩 #happy #バリ島 #エダサンゴ 32