日々は日々で魔法は魔法で
才能とかがあったらね かっこよさを目指さなくちゃもったいないけど とりあえずなものしかなかったら舌足らずを恐れずに
とにかく伝えるしかないじゃない 見たい聞きたい人がいるかもしれない
その昔 暖炉のある家とかができたんだ 暖炉が何かなんて知らない村に
アスファルトの向こうの大正時代
14,000キロワットの発電ができたフランシス水車
関係ないような 昨日のことのような
必要があれば今からだって現場に出そう この生命感はなんだろう
こちらもね 呼ばれればいつでも行くぞ 満々
苔は茂り
雨は降りに降り
今日も変わらず吹き抜ける風
後ろ姿のポストは昭和時代
前を向いたらこんなです
渡り廊下や空や
闇の上の光る窓
上っていけば100年前に出会える
ツツジの赤がそっとつぶやくここがどこなのか
それでなければ魔法のまま
日々は日々で 魔法は魔法で
樹木に埋もれるのならそれもいい
飛び立つのならそれもいい
降り古びながら挫けない
昭和24年に届くわけじゃないけれど もしかして
嗚呼いつの間にか電線がこんなに
120年前の森が帰ってきたような
俺らの方がやる気あるからなって 草にも言われ放題な