【医者バンドマン】1週間のスケジュール【パート医師の勧め】
Hello everyone!
普段は医師として働きながら音楽活動してます、The SplendidのSAKUです。
本日は毎週のスケジュール、特にパート医師業に関して詳しくお話したいと思います。
■外来パート医師をやってます
僕は外来パート医師をしています。
自分は整形外科医なので本来は
・手術
・病棟管理
・検査
・外来診療
・研究
などが業務内容になるのですが、パート(アルバイト)なので、現在は非常勤医師として「外来診療」のみやっています。
■整形外科医とは?
ちなみに整形外科医はざっくり
「骨、筋肉の痛みと機能を診る科」
です。
#美容整形は別の科です
■外来診療とは?
外来診療というのは、受付をして、診察、検査、処置などを受け、最後に会計を行うスタイルの診療のことです。夜間や休日の急を要する診療、いわゆる救急診療も外来診療の一つです。
■整形外科の外来診療の内容
整形外科医が外来で、具体的にどんな疾患を見ているかというと、
・各種骨折
・変形性膝関節症、変形性腰椎症、頸椎症などの慢性疾患
・腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症などの神経疾患
・肩関節周囲炎、腱板断裂
・骨粗鬆症
・交通外傷
・ばね指、ドケルバン病などの腱鞘炎
・テニス肘
などなど、挙げきれませんが代表的なのはこんなところになると思います。
1日平均、大体40人くらいこういった患者さんを診てます。(最近はコロナの影響でもうちょっと少ないかも)
■パート医師の大変なところ
① ウィルパワーの消費がひどい
② 飽きてくる
まぁ本当にウィルパワーを使います。1日に40人の人と話してるわけですからね。
しかも各疾患に対する説明ってほぼ定型文化してくるので、結構飽きます。(ただし人によって説明の仕方は変えています。この話ももしかしたらブログに書くかも。)
■パート医師の良いところ
① 給料が良い(コスパ的に)
② ほぼ定時で上がれる
給料は、常勤医師の時より正直かなり良いです。時給換算にしたら、圧倒的です。
また、終わる時間が不定期だったり(しかも残業代が出ないことも多い)、当直、オンコール(24h何かあったら病院から電話がかかってくる制度)があった勤務医の頃と比べると圧倒的に体が楽になりました。
時間の余裕が出るなおかつ体が楽になるとメンタルの状態が良くなり、趣味や運動に時間も体も使える余裕ができて、結果さらにメンタルの状態が良くなるという良い循環が生まれました。
■パート医師の抱える不安
パート医師をやっていてざっくりとした不安は、なにがあっても1人で責任を被ることです。
医局を会社に例えるなら、
会社に属している以上(常勤医師、勤務医)もし何か失敗があった際は、上司や部署で一緒に責任を被ってくれる
のに対し、パート医師を個人事業主とした場合
個人事業主(非常勤医師、フリーランス)は何かあったら自分で責任を取らなければいけない
というのはありますね。
後パート医師は、成長速度がどうしても遅くなります。
今まで先輩から口で直接教わってきたことを自分で勉強するしかないし、情報のアップデートも学会などに積極的に出ないと(最近全然行っていないなぁ…反省)遅れていくので、そこは不安があります。
■パート医師をやってみたい先生方へ
最後に、これからパート医師をやってみたいという先生方向けに言えることがあるとしたら、前述の通りかなり飽きるので
① 外来がそもそも好き
② 外来で完結できる治療に打ち込める
③ 仕事外で本気でやりたいことがある
人以外はオススメしないです。絶対に嫌になります。幸いは僕元々外来が好きですし、外来のみで完結できる骨粗鬆症治療に打ち込んでいます。
また仕事外で本気でバンドで売れようと頑張っているので、これでバランスが取れて楽しく生活できています。
■まとめ
パート医師にも色々あるので、外来以外のことをやるのも非常にありですが、外来以外に手を出すとパート医師のメリット(定時で上がれる、良いコスパなど)のパート医師ながらの魅力が半減するので
外来以外をやりたいなら、勤務医のままでいいのでは?
と個人的に思います。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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