見出し画像

胃腸風邪;子供が吐いた!正しい消毒方法とは?

さて、今度は具体的に
消毒作業に移ります。

手順は動画で見るのが一番わかりやすい

動画をたくさん確認しましたが
これが一番確実でわかりやすかったです。

実際大人が自分一人しかいない時は、こんな丁寧に行うことは難しいです。
わたしは、夫が仕事でいない時に
子供が二人いて、一人嘔吐しました。

そのような場合は

  1. 嘔吐していない子供をすぐ部屋の外に出す

  2. 窓を開けて換気をする

  3. マスク、使い捨て手袋、使い捨てエプロンを身につけて、
    嘔吐した子の服を脱がせる
    この時の服はできれば捨てた方がいいです。
    残した衣服の場合は、二重にしたビニル袋に一旦保管します

  4. 嘔吐物の上に新聞紙をかぶせておく
    嘔吐物が乾燥すると、ウイルスが空気中を舞ってしまいます。

  5. 嘔吐した子を浴室に連れて行き、汚れたところを石鹸でよく洗う

  6. よく手洗いをしたのち、消毒液を作る。
    500mLに対してペットボトルキャップ2杯ですが、
    実際は4Lほど必要かと思います。
    4Lの場合は80mLで薄めます

  7. 以降は動画の通り消毒作業を進めてください。

この手順は子供が小さい場合に限ります。
親の指示に素直に従える年齢のお子さんであれば
自分で服を脱いで、汚れた部分は自分で拭いてもらい
消毒作業を優先しましょう。
ウイルスが飛散するリスクを最小限にするため
シャワーで洗う工程は、嘔吐物を除去した後でいいかと思います。

お子さんの年齢に合わせて、順番は前後させてね


大分県中部保健所が出している手順も
とてもわかりやすかったので、リンクを貼っておきます。

https://www.pref.oita.jp/uploaded/life/2048828_2707991_misc.pdf

特にこちらのアイディアが素晴らしい!!


エプロンや手袋を脱ぐ工程もとても大事

消毒作業の動画では
脱ぐところはかなり簡略化されていたので
詳細に紹介されている動画も見ていただくといいと思います。

エプロンや手袋の外側(表面)は、汚染されている。
皮膚に触れている内側は、汚染されていない。
ので

外側を触る時は外側で触る
内側を触る時は内側で触る
が大原則です。

コツを掴めばすぐできると思います。


事前に用意しておくもの

  1. 500mL,2Lのペットボトル
    事前に500mL/2Lの水のラインを引いておくと薄める時に迷わずに済みます。

  2. 4L以上入るバケツ(新聞紙で消毒したい人)
    こちらも4Lのラインをあらかじめ引いておきましょう

  3. キッチンハイター

  4. 新聞紙、またはキッチンペーパー
    我が家はキッチンペーパーが1日で全てなくなりました
    1ロール確保しておくと無難です。
    新聞紙も100円くらいでコンビニで買えます。
    キッチンペーパーより大きいため、あると便利です。

  5. 使い捨てエプロン
    コロナで袖付きのものが高値で売られていますが
    袖付きでなくてもいいかなと思います。

  6. 使い捨てビニル手袋

  7. マスク

  8. 大きめのビニル袋(10枚ほど用意しておくと安心)
    消毒の際にそこそこの量のゴミが出るので
    大きめだと安心です

  9. 牛乳パックを広げたもの2枚
    直接てで嘔吐物を拾うより、効率的でリスクが減ります。

  10. 使わないスリッパ、もしくは靴カバー
    わたしは普通に靴下を履いて消毒しましたが
    脱色したり、手足は次亜塩素酸ナトリウムでは消毒できないので
    スリッパなどがあるといいと思います。

以上をひとまとめにして
保管しておくと良いと思います。

エプロンはこちらが一番安かったです。
100均でも売ってるかもしれませんね。
1度胃腸炎になると10回は吐くので
多めに用意しておくと良いと思います。

ビニル手袋は
ポリエチレンタイプが一番安いですが
手にフィットしないので、消毒作業にはあまりオススメしません。

ニトリルタイプが間違い無いですが
pvcグローブでも十分かなと思います。

靴カバーは、Amazonで一番安いのがこれ


嘔吐より下痢の方がウイルスが100倍多い

嘔吐物は処理が非常に大変ですが
実は下痢の方がウイルス量が多いのです。

一般的に胃腸炎は
嘔吐が落ち着いてから、下痢が始まります。

下痢で大量のウイルスを排出し
体から完全にウイルスがいなくなると、ようやく回復に向かいます。

胃腸炎を起こした子が下痢でトイレを使用した場合は
念入りに消毒しましょう。
汚染リスクが低い部分(便の飛散が少ない場所)から
消毒を行いましょう。

なんとなくでいいので覚えておいてね

追記;次亜塩素酸ナトリウムはスプレーしない

アルコール消毒は、噴霧タイプが多いため
消毒作業といえばスプレーのイメージがあると思いますが
次亜塩素酸ナトリウムは噴霧するのは危険です。

「ハイター」や「キッチンハイター」を薄めた液(=希釈液)を
スプレー容器に入れて使うのはおやめください。
スプレーした時に霧状の液を吸い込むことがあり、
せき込んだり、呼吸器に異常をきたしたりするおそれがあります。
また、スプレーがこわれやすくなるので、液がたれたり、
思わぬ方向に液が噴出したりすることがあり、危険です。
目に入ると、失明のおそれもあります。

花王HPより

希釈液を作った後、キッチンペーパーを浸すか
上から静かにかけて消毒しましょう。

いいなと思ったら応援しよう!