【詩】冬に吐く息
君の涙を掬いたい そんな小さな夢を見た
君の瞳が仄暗く 街を映した静かな夜
吐息さえも美しく 心を震わす音がする
明ける日はからっぽに それでも君はみつめてる
やさしいことばを探してる
嘘も本音も暴いては 君をみつけて抱きしめたい
それを君は望んでない
分かっているけど想ってる
君の未来に安寧を 密かに結ぶ祈りには 君はきっと気づかない
好きをくしゃっと丸めては 遠い空へと投げ捨てた
笑っていてねいつだって 君のこぼした感情を 忘れたって覚えてる
それを愛と呼べたなら か細い朝の空気へと
溶かして息を吸い込もう
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