【詩】光の記憶
君の夢を知りたいな 昏い夜空につぶやいた
やさしい星はすぐそこだ 月はまだまだ遠いけど
震える指をのばしたら、
世界のかけらに手が触れた
諦めきれずにすぎた日々
何度もぼんやり朝をみた
色々あったと言うけれど 君は知りもしない世界
私も君を知らなくて 同じ夢をみられずに
この苦しみを分けたいと
わがままだって泣いたけど
君は小さく首を振る
そうしてゆっくり時がたつ
大人になれないままだけど
君と一緒にいたいから
背を伸ばして 顔あげた
とびきり笑顔 できたかな?
またゆるやかに時がたつ
いつしかそっとすれ違う
過去と今と一瞬の
どんな未来が欲しいのか
定まりもせず前進む
もいちど夢をみてみよう 叫べないから押し殺す
精一杯の助けては どんな音にきこえたか
木の葉が静かに舞い落ちて
告げられなかった冬をみる
やっぱり雪は綺麗だね
誰かじゃなくて君とみたい
自分のために歌ったよ
泣いて笑って ほらそこに
みえた未来に手をふって
今いくよと言ってごらん
大丈夫だからと微笑んだ 少しぼやけて寂しい色
きっとまた逢えるよね ずっとずっとそばにいて
叶わないから伝えたよ ふと気づけば夕やけ空
君とわたしにみせたいな
あれからどれほどたったかな
月が近づきわたしをみる
ぎゅっと握りしめたのは
あの日落とした宝物
すぐとなりにあったのだ
ちゃんといるよ みているよ
ゆんわり揺れる蒼い空 ありがとうを投げかける
ばいばい、またね いつか会おう
約束はお守りだ
そっと旅立つ朝日の中 新しい光 抱きしめた
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