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週末の日課

いつもの時間に
いつものところ
座って、裸足になって空を見ていました。

会話はしていたけど、書けるほど覚えていない。

いつものことだけど、自身がその場にいる間ずっと、アカシアの香りがしています。周囲にアカシアは生えていません。そして立ち上がって去ろうとすると、不思議と香りがなくなります。

周囲にアカシアの木はありません。

座っている間、今日もたくさんの蟻たちが足の上を通過していきました。

全然関係ないけれど、この土地の蟻は
『千切って持って行っていい栄養素の塊』

『千切って持って行ってはいけない栄養素の塊』

どうやって見分けているんだろう。

千切って持って行ってはいけないのは、自身を含めて生きている動物。致死的な怪我が原因だろうが、急病が原因であろうがここでそんな状態で転がっていたら、これだけ多くの蟻たちが行き来する場所、多分あっという間に栄養素の塊として千切られて、巣に運ばれて行くんだと思う。

広場を突っ切って大和西大寺駅の近くにある、ならファミリーのジュンク堂書店へ向かい、書店の中を1時間ほど回遊。

最近は期待とは違う本を連続して誤って手にしてしまっている。平常時なら書店の中をうろうろしていると、本の方から呼び止めてくれる。呼び止められて手にした本を読んできたことで、多くの危機を回避してきました。

今回はメディアワークス周辺で新巻が出ていないか見に行った際、隣の棚に帯付きで置かれていた『アンデッドガール・マーダーファルス』に呼ばれました。帯には『TVアニメ化』の文字。表紙にもアニメの登場人物だと判る絵が使われていて、多分今回のアニメ連載開始に伴って、表紙を変えてきていることが判り、気になって手に取ったのだけど「探偵」の文字に、推理小説はあまり好きではないんだよなという先入観が勝ってしまって、結局棚に戻しました。

ただでさえもう情報技術に関わる仕事に嫌気がさし始めていたのに、最近は特にこころの状態によって、記事が寄ってくるようで、今朝読ませていただいた

なんかのせいもあって、今自身が携わっている事業さえも否定したくなるようなこころもち。

それでも目的に向かってプログラムを組んだり、使う人の利便性を考えて手を加えるのは好き。ただ自身が、自身の為に作りたいものが思いつかないから、新しい知識が入ってきても試す気持ちが起きない。これはまるで自身が今やりたいことを見つけられないでいるのと同じ状態。

こんな状態を少し軽くできる本がないかなと思って本屋さんへ来たのが、今日の本来の目的。

暖かいテクノロジー
林要/著
ISBN 978-4-909044-43-3
ライツ社
発売日:2023年5月20日

本の表紙には『LOVOT』の写真があり、『LOVOT』を開発した会社の代表が書かれた本とのことで、手に取ってパラパラとページを送りながら斜め読み。本屋さんでは、立ち読みも、しっかり本を開くことも絶対にしません。左手の親指をスライドさせて、本当にただパラパラとページをおくりながら、本の厚さにもよるけれど、2秒以内に文章の表現の好き嫌いを確認するだけ。でも、これだけでは流石に内容まで理解はできない。

全然関係ないけれど『LOVOT』に関しては、今年の4月29日に
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』完成披露上映会
の後の舞台挨拶で、運営がこの『LOVOT』を作中のマスコットキャラクター『コミッサちゃん』に改造した機体を走らせ話題を振り、作品の結末に涙していた劇場の空気を台無しにした印象がとても強く、なんか好きになれないでいます。

『LOVOT』が好きかどうかと本の内容が好きかどうかは関係がないので購入を決めました。

その後、野菜を入手して帰宅。

棚に戻してしまった『アンデッドガール・マーダーファルス』がどんなTVアニメなのか気になったので、amazon prime videoで検索すると、観ることができたので、視聴。

八代拓さんの声で寄席のような語り口調が刺さりました。

寄席というか、落語は、何年か前にイベントで知り合いの茶店に招待していただいたものを生で一度だけ観たことがあって、その時のお題目が『鹿談判』。それ以来あの独特な語り口調が心地よく感じるようになって、吉田修一さんの著書『国宝(上・下)』を読んで一時YouTubeでいくつか巨匠と呼ばれる方の落語を聴いていた時期がありました。

大急ぎでついさっきまでいたジュンク堂書店さんに電話をして、取り置きをお願いして、夕方引き取りに行ってきました。

全四冊で完結している?四冊目は外伝のような立ち位置みたいだけど、シリーズで読むのは、

・スカイクロラシリーズ 森博嗣著
・戦闘妖精雪風 神林長平著
・図書館戦争 有川浩著
・神様の御用人 浅葉なつ著
・博多豚骨ラーメンズ 木崎ちあき著
・八咫烏シリーズ 阿部智里著
・任侠シリーズ・同期シリーズ 今野敏著
・86 安里アサト著

なんかがあるけれど、今回はこれに新しく加わります。
連休中に手を出してしまうと、来週末にはまた新しい本を買わないといけなくなると思う。

今週もたくさん本を買いました。

この週末も、散歩をして、頭の中の会話をして、野菜の調達をして、本屋さんを回遊して。いつも通り平穏に過ぎていきそうです。

生活していくために働かなくてもよくなったら、何がしたいか考えないと。

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