上野房子
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バランシンの『ルビーズ』を愛さずにいられる人がいるでしょうか? ジョージ・バランシン作品指導者ポール・ボーズが語る『ルビーズ』の魅惑と素顔のバランシン
2024年2月3日、4日に牧阿佐美バレヱ団が主催公演〈ダンス・ヴァンドゥⅡ〉で、ジョージ・バランシン(1904〜1983)の振付による『ルビーズ』を27年ぶりに上演する。 バランシン作品の上演権を管理するジョージ・バランシン財団(George Balanchine Trust)が作品指導のために派遣したのは、ポール・ボーズ(Paul Boos)。ニューヨーク・シティ・バレエ在籍時にジョージ・バランシンの許で踊り、バランシン財団の指導者に任命されて以降、数多のバランシン作品
NYCB 新着公式写真 ---- 2024年1月23日に開幕するウィンター・シーズン先取り写真、どうぞご覧ください(ミニ・クイズ付き)。
ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)のプレスから、2024年1月23日〜3月1日に開催されるウィンター・シーズンの公式写真が届きました。ジョージ・バランシン作品、ジェローム・ロビンズ作品、アレクセイ・ラトマンスキー作品、クリストファー・ウィールドン作品、ジャスティン・ペック作品と並んで、今季、NYCBでの振付家デビューを飾るタイラー・ペックの顔写真も含まれています。 来日が途絶えて久しいNYCBの〈いま〉をどうぞご覧ください。 〈 ミニ・クイズ 〉 以下の写真、どう
Season's Greetings! ニューヨーク・シティ・バレエから届いた『くるみ割り人形』公式写真、どうぞお楽しみください。
ニューヨーク・シティ・バレエでは、2023年も定例の『くるみ割り人形』 1ヶ月ノンストップ公演がつつがなく進行中です。 創設振付家ジョージ・バランシン自身が馴染んでいた 帝室マリインスキー劇場の『くるみ割り人形』にならって、 クララとフリッツほか、大勢の子供が登場します。 時折、ドロッセルマイヤー役に、元団員がゲスト出演するのも、 (オールド?)ファンには嬉しいお約束です。 クリスマスのひと時、ニューヨークの『くるみ割り人形』の 香りを楽しんでいただけましたら幸いです。
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『シンフォニー・イン・C』は、バランシンの本音と建前と全幕古典バレエ数作分の見どころを凝縮した、簡潔で緻密なチュチュ・バレエ
1947年7月28日にパリ・オペラ座バレエ団(以下、オペラ座)で初演された『シンフォニー・イン・C』は、振付家ジョージ・バランシン(1904〜1983)の長く豊かな黄金時代の始まりを告げることになる、世紀の傑作である。 同年、ゲスト・バレエマスターとしてオペラ座に招かれ、『アポロ』『セレナーデ』『妖精の口づけ』を再演していた間に着想を得て、2週間で振り付けたもの。パリ滞在中の新作ゆえ、音楽はフランス人作曲家の楽曲こそが相応しい。バランシンの人選は、ジョルジュ・ビゼー(18
¥100バランシンが出演したこともあるジェローム・ロビンズの絶品コメディ・バレエ『ザ・コンサート(音楽会)』-----音楽会あるある、人生あるある、バランシンあるある、ロビンズ流の泣き笑い
喜劇王チャーリー・チャップリンいわく、〈人を泣かせるより、笑わせるほうが難しい〉。しかしことバレエと笑いの相性は、けっして悪くない。数からいえば泣かせるバレエのほうが多いとはいえ、20世紀半ば以降、観客を笑わせずにはおかない名作が断続的に生み出されている。 フレデリック・アシュトンの『シンデレラ』、ジョン・クランコの『じゃじゃ馬慣らし』、イリ・キリアンの『シンフォニー・イン・D』は、日本の観客にもお馴染みだろう。そしてメイド・イン・アメリカの雄といえば、ジェローム・ロビン
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