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手しごと 両手を使って心を表す

今回も、『料理と利他』を読んで心に響いたことを書きます。

添えるというのがものすごく大事です。両手で仕事するということです。

『料理と利他』土井善晴・中島岳志著 p.131 

この言葉、本書の中ではフォーカスされた言葉ではありません。さらりと土井善晴さんがおっしゃった言葉のようです。

けれども、このページまで読み進んだ私にとっては、とても重要な言葉だと感じました。

利他。相手の幸福を願うこと。
相手を思いやる心。

片手でもできることを、もう片方の手を添えて両手で行う。もう片方の手が添えられることで、そこに心が宿るように私は思います。

相手を想う、利他のこころ。
相手に寄り添う、こころ。

作った料理を差し出すとき
手紙を渡すとき
手土産を渡すとき
作った資料を渡すとき

相手に何かを渡す場面は、日常の中にたくさんあると思います。相手が直接目の前にいない場合でも、何かを置いた私の次に、それを受け取る人がいる、という場面もあるかもしれません。

私は両手でを使って「手しごと」できているかな。そんなふうに自分を振り返る時間になりました。両手を使う、は日常生活でも仕事でも、どこでも使える利他の心を表現する方法ですよね。

まずは、お店の方にお金を支払う時に両手で渡すことにした私でした。

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