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フィリピン(マニラ)に行ったので食事を中心に感想など

2024年、年末。
仕事のプロジェクトも一段落し緩やかに年末の空気を感じつつ残っている有給休暇の数を数えてみると、かなりの数の休暇が来年に消えてしまうということが判明した。キリの良いタイミングだったので突然まとまった休暇を取得したものの、特にやることがなかったので、どこか旅行に行こうかと検討した。その結果かねてより興味があった、東アジアの旅行先の候補からフィリピンを選び翌々日のフライトのチケットを取り、弾丸でマニラに行ってきた。

第一印象は思ったより都会だなと感じた空港からホテルの間

あまりこれといった計画も行きたい場所もなくとりあえずマニラへと移動したのでやったことと言えばなんとなく起きて散歩などをしながらご飯を食べたり、現地でインターネットをしながら調べた面白そうな場所に行ってみたり、お酒を飲んだりして帰ってきただけである。

移動は Grab がメインで3泊4日で 6000 円くらい (あんま移動してない説)

そんな無計画旅行ではあったが、食事はなるべく日本で見ないものを中心に挑戦してきたので、今回はそんなフィリピンでの食事を中心に時系列はバラバラに紹介していこうと思う。

宿の窓から見えるオーシャンビュー

宿泊先に選んだエリアはマラテと言う地区で、特に理由があって選んだわけではないが、海が近くなんとなく栄えてそうな気がしたのと宿も1泊6000円から7000円位とそこまで高くない割に日本のビジネスホテルと同じ位の綺麗さのものがあったためである。蓋を開けてみるとそこまで治安のいい場所ではなくホテルはきれいだが外はわりと夜歩きたくないような道だなと感じる場所だった(歩いたけど)。

このエリア特有のものなのかわからないが、あたりを歩くと、ストリートフード屋台が多いと言うことにまず目が行く。バナナを揚げたものやトゥロンと言うバナナを春巻きの皮?で巻いてあげたもの、後はフルーツココナッツ謎のおでんのような煮物など様々な屋台があった。初日は少し汚く感じてしまい何も頼まなかったが、慣れてくるにつれて何か食べたほうがいいかと思い 1 番よくみかける、バナナ揚げ & トゥロン屋台で両方を食べた。

バナナ揚げ(正式名称不明)
トゥロン(これもバナナ揚げではある)

バナナ揚げは中のバナナの味があっさり目だったからか衣?の部分の油感のほうが強く感じてしまい、個人的にはそこまで。もう少し砂糖をかけたほうが美味しそう。
トゥロンはあまり売れてなさそうな屋台で食べたからか冷めていたが個人的にこっちのほうがポテンシャルを感じた。

トゥロンは注文すると食べやすいようにビニール袋にかぶせてもらえる

この2つを取り扱う屋台はかなりたくさんあったため、どの屋台も味が同じなのかなどは気になった。なんとなく現地の人っぽい人たちが購入している場所とそうでない場所があるような予感がしたが、時間帯の問題かもしれない。マニラナンバーワントゥロンは存在するのか確かめたい。
両者ともにかなり大きいので一人で食べると胃もたれしてしまったという思い出も。次回は欲張らずトゥロンのみで大丈夫かな。

屋台の裏側。炭で火加減を調整しているように見えた。

続いて、もう少しきちんとフィリピンの料理を食べたいと思ったので、有名な mesa と言うフィリピンレストランに行ってみた。mesa はデニーズのようなファミリーレストランでほとんどのショッピングモール内や街中などいたるところにある。

フィリピンもしくはマニラではシーフードがおいしいと言う噂を聞いたので、ここでは魚を開いてオーブンで焼いたようなやつをメインにガーリックライスと春巻きのようなものを注文した。まず春巻きのようなものが食卓に届いたのだが、これはあまり自分の口には合わず、しかも油を使った料理なので、メインディッシュが来る前に満腹気味な気持ちになっていた。まだこの時食べに来て2日目位であまりおいしいご飯に出会えていなかったので、もしかしたらフィリピンは自分の口には合わない場所なのかもしれないと思っていた。

Tinapa roll という春巻きのような料理 具とソースからアジアの香りを感じた

しかしその後に届いたメインの魚の料理が美味しく、開いた魚に何かしらのソースやチーズをのせ、そのままオーブンにかけたような料理で、これがガーリックライスとマッチし満腹気味だったにもかかわらず、食が進みフィリピン料理に対する苦手意識が少しだけ緩和したの覚えている。

Boneless bangus with cheese

ところで、自分が行った mesa は、ホテルの近くのショッピングモール内にあったが、このモールの中には、映画館からスターバックスにユニクロ、ダイソー、ましてやココイチなどの日本のチェーン店の他にも、韓国系や中国系と思わしきチェーンのお店がたくさん入っており、日本のその辺のショッピングモールよりもかなり充実した綺麗なショッピングモールであった。

モール内観

1歩外出ると路上で人が寝ていたり、コンビニのドアを開けてチップを要求してくる人がいたりなどあまり治安の良くなさそうな場所の中にこのようなショッピングモールが建っているのは不思議な気持ちだった。マニラは発展途上の場所と言えばそうなのだが、こういったショッピングモールや他にも高いビルが立ち並ぶ街並みなどは、日本の東京以外の街よりもかなり都会だったし、発展している場所との格差がすごいなと感じた。

とある夜。治安良くはなさそうよね。

さて、今回の旅行は 3 泊 4 日だったのだが、 1 日位はマニラから離れてどこか別の場所に行こうかと前日に考えていた。場所はタガイタイと言うマニラからバスで 2 時間ほど離れた場所で現地の人にとっての避暑地的な場所らしいのだが、その日の朝起きるのが遅くなってしまい、今から行くのはめんどくさいなぁと思ってしまって諦めた。その代わりに情報収集をしていたときに発見したブログでビビンカという興味深い食べ物知ったのでそれを求め街を散策をすることにした。

ビビンカと言う食べ物は、フィリピンの特にクリスマスシーズンの人気な食べ物らしく、ココナッツ風味の生地を焼いたお菓子である。専門のチェーン店などもあるらしかったが、よりオーセンティックな方向を求め、ストリートでやっているお店に行ってみたく以下の Youbue ビデオで紹介されていた、ホテルから車で 30 分ほど離れた場所の屋台へ行くことにした。

ビビンカ。作り置きっぽいのをポンと出されたがかなり暖かく作りたてのような気がした。
ここで小学生くらいの女の子がビビンカを生産していた。

写真の通り、ストリートビビンカ屋台では、七輪のような土台に炭を乗せ、その上の器にバナナの皮らしきものを敷きそこに生地を流し蓋をした上に、さらに炭を置くという調理方法がとられていた。先のトゥロンの屋台もそうだがここだけでなく、他のバーベキュー屋台などでもフィリピンのストリート屋台の調理は炭火を使っていることが多いのに驚いた。電気を使わずに長時間営業するには炭がいいのかもしれない。

ちなみにこのビビンカと言う食べ物は最初の 2、3 口はとても美味しく感じたが、これまた1人で食べるには少し量が多く後半やや失速気味だった。感覚的では生地の重い北海道チーズ蒸しケーキ1人で食べきるような感覚である。ストリートではないビビンカにも興味があるので、次に行った際はチェーン店向けに食べやすく改良されているかもしれないものを食べてみたいと思った。

下町

このお店があった周辺は下町といった感じで周りに高い建物がなく、トイレに行きたくてもどこにあるのかわからなかったため、遠くに見えている高いビルのある方向に歩き始めた。

少しあるいたあと川を挟んで反対側が都市っぽい地域だ

遠く見ていたビルの立ち並ぶ場所の近くまで行く頃には、日が暮れてしまっていた。やはりこの辺のビル群を眺めていると、ものすごく発展した都市にいるような不思議な感覚に再度包まれてしまう。

こんなギラギラ光ってるビル、東京でもあまりみかけないような?六本木とかいけばあります?
 モール内はクリスマス一色。外暑いけど。

その後ホテルやショッピングモールがある地域からまた少し歩き、繁華街のようなエリアで小さな屋台イベントのようなものが行われているものを発見し、その日の夕飯はそこで取ることに決定した。

これはここで出会った SigSig と言う料理で細かく刻んだ豚肉と野菜を卵で閉じて強火で炒めるだけというシンプルな料理なのだが、もう見た目からして絶対においしいと言う確信があり、屋台飯としては最高の食べ物だった。この旅行で一番美味しかったものはこれかもしれない。

バンドの演奏もあるよ

屋台ではおじさんたちのバンドが有名な洋楽っぽいもののカバーから T-SQUARE的なフュージョン系のインスト楽曲まで様々な曲をやっており、時間が進むにつれて仕事おわりの?お客さんも増えとても雰囲気がよく、いい夜だった。

他にもハラペーニョを春巻きの皮で巻いたものを注文すると、その場で揚げてくれて、揚げたてのものが席に届いたりした。シンプルな料理ではあるが揚げたてのハラペーニョってこんな美味しいんだとちょっと感動した。これも人生で食べたハラペーニョでは1番おいしかった味かもしれない。

宿の目の前にあるストリートレストラン

最後に、宿の目の前にあったストリートレストランも忘れずに紹介しなければならない。どういった仕組みで成り立っているのかわからないが、野外にもかかわらず 24 時間営業で朝から晩まで営業している。

メニュー

宿のエントランスを出た目と鼻の先にあったので行かないわけにはと思い、チャレンジした。メニューを見ても Pares が何を指すのか全くわからなかったので、運試し注文したところ、小さい牛肉を煮込んだスープが出てきた。

お世辞にも綺麗とは言えない店構えの大きな鍋から提供されたこのスープ、一体どんな味がするんだと半信半疑で食べたところ日本料理では例えることができないが、アジアっぽい癖になる味がしており肉のダシも効いており結構おいしかった。例えばこれが24時間営業で少し飲み過ぎた日の帰りに家の近くにあったらかなりの確率でリピートするだろう。

Pares + ライス

この味が忘れられなくなり、最終日の朝にホテルをチェックアウトする直前にもう一度伺い、今度は Pares Mami と言うスープに麺のようなものをぶっ込んだものを食べた。これは完全に締めのラーメンのような感覚であり、ラーメンよりも軽く行けてしまうため、ぜひ日本にも輸入してほしい。ストリート屋台飯だと思った。

Mami = 麺で Pares Mani は スープ麺ということになる

食べ物の写真をあげつつ、さくっとコメントして終わろうと思って書き始めた旅の記録だったが、思ったよりも長文になってしまったので、今回はここで終わろうと思う。フィリピン/マニラ、適当に選んだ場所ではあるがまた新しい体験をすることができてすごく新鮮だった。次は他の東南アジアの国、インドネシアやベトナムなどにも足を運びフィリピンとの違いを感じたいなと思う。
今度フィリピンに来ることがあれば、さらにおいしいビビンカやトゥロンなどを見つけたいしまた屋台のSigSigも食べたいし、飲んだあとの Pares もやりたいと思う。今回訪れてないマニラ以外地域にも興味があるので、またいつか来れたらいいな。フィリピン自体そこまで航空券が高いわけではないので、頑張れば3連休とかでも行けちゃうわけですがそれではまた。

普通にカフェでコーヒーとかも飲んだよ

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