香りのお守りを持ち歩く
私にはお出かけの際に欠かせない香りがいくつか在ります。
それは、アロマテラピーの観点における作用に基づいた、常備くすりであり、
鞄の中に忍ばせておくことで、何かあってもこれがあれば大丈夫。と自分をなだめたり、落ち着かせるための、お守りのような存在です。
アロマテラピーの知識を交えながら、そんな、私にとってのお守りを紹介したいと思います。
まずは、saklaus の amulet mist 2種
(リンクを貼っておきながら、オンラインが完売中で、、、ごめんなさい)
太陽と月から連想した精油を用いてつくられたアロマミスト
朝の清らかな光が冷えた心をあたためる、太陽の香り「colonia」と
月の静かな光が昂ぶった心を鎮める、月の香り「cress」
これらは私自身が常に持ち歩いてる、お守りです。
なんだかズーンと心が暗く沈むとき
心がざわざわして、やけに周囲の物音がうるさく感じるとき
シュッとひとふき
あるいはミストをくんくん
そして深く息を吸って、はく
それでけで、不思議と心が真ん中に戻ってきてくれるのです。
それから、三つの精油
これらは小さな小瓶に入れて、常に持ち歩いています。
ひとつめは「ティートゥリー」
学名は「メラレウカ」
草っぽい、ちょっとスッとする、ハーブの香り
抗菌、抗ウイルス、抗真菌
そして皮膚再生作用に優れたこの精油
私にとっては、虫刺されに欠かせない存在です。
今の季節でも、ふとしたときにやってくる「蚊」
私は植物園や、緑に囲まれた場所が好きなのですが、そんな場所には決まって「蚊」がつきもの
いつの間にか刺されてる、、、痒い、、、不快、、、見た目も気持ち悪い、、、
そんな厄介な「蚊に刺され」に驚くほど効果を発揮するのがティートゥリー
原液を指にとって、ちょんちょん。
翌日には、綺麗さっぱり消え去ってます。
大きな声では言えませんが●匕より効く、、、
ふたつめは、「ペパーミント」
言わずと知れた、ミントの精油です。
加温と冷却、どちらの力も持つペパーミントですが、消化障害と頭痛のお守りです。
悲しいながら年を重ねるにつれて、食後の胃もたれや倦怠感を感じることが増えました。
なんか気持ち悪いかも、ちょっと怠いな、、、
そんな時に、ペパーミントを嗅ぐと、スーッと楽になります。
それから頭痛
私は時々片頭痛が起こるときがあります。
あ、頭痛がきそうだな。という予感を感じたら、これまたペパーミントを嗅ぎながら深呼吸。
このとき、目を瞑るのがおすすめ
頭痛と眼精疲労は大きな結びつきがあるからです。(現代人の多くは、目を使いすぎている)
ペパーミントを嗅いで、目を瞑り、目と、心身を休める。
頭のこわばりが解けていきます。
最後に「ローズマリー・シネオール」
ローズマリーの別名は「海のしずく」
青い小さな花の姿が、海の泡のようだという喩えから、名付けられました。
ローズマリーには「ケモタイプ」といって、
同じ「ローズマリー」
学名も同じ「rosmarinus officinalis」
でありながら、育った場所の土や気候の違いによって異なる成分を含有する種類があります。
おおまかに「シネオール」「カンファー」「ベルベノン」
よく用いられてるのは「シネオール」のように思います。
カンファーはその名の通り「カンファー(樟脳)」のような香り
高い鎮痙作用を持ちますが、刺激が強く、あまり用いられません。
ベルベノンは肝臓に作用すると言われています。
そしてシネオール
私にとっては、「メランコリーを吹き飛ばす香り」です。
なんか気持ちが、身体が怠いな、眠いな、動きたくないな
でも! もう少し頑張る必要がある。
そんなときにローズマリーを嗅ぐと、萎れた草花がシャキッ!と背筋を伸ばすように、心が目覚めます。
低血圧で、朝起きられない、朝だるい、しんどい、なんてひとにもとてもおすすめです。
ささやかだけど、その存在が、わたしや大切なひとの心と身体を守ってくれるもの。
こんな風に、香りのお守りを持ち歩く暮らしが、広がると良いなと思っています。