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渋谷wwwとwwwx おめでとうございます

2010年11月19日より
映画館だった場所にライブハウスが誕生していた
先日初めて伺いました
いやはやすごい。おめでとうございます。

江﨑文武 ✖️   橋本秀幸     (あいうえお順)

このお二人の音楽家が同日に、渋谷のど真ん中で聴けるとは……

ドラマが生まれそうな急な階段を降りると
もっと、くだり、その奥にホールはありました。かなりほら穴感のあるライブハウスでした。

上映会のような。いや、確かに目の前に人がいるな、と、目を凝らして、現実味は、光から遠ざかることから、始まるのかもしれないなぁと思っていた。
なぜか、熱い照明を受けながら聴いていたのですが、舞台に映る人影は、誰の?と、青白い暗闇を楽しんでいました。

ライブハウスでは、アンダーソン・パークやブルー・ノマーズがさらっとライブしていたり、柿落としは、上原ひろみさん。

上原さんが弾いたグランドピアノで、お二人のそれぞれの演奏が行われた。

内省する音は、誰かのためというより、自分自身に響かせる、とても私的な空間のように、ピアノとの距離は近く、自宅のリビングで聴いているような気分でした。
橋本さんは、淡々と演奏される。自然の中で弾いているみたいで、つよいなぁといつもながらに感激していた。無駄がなく、シンプルで心地よい。「Opus」LPレコードが搬入されていたので、購入。このところ、レコードばかり購入している。あれ?文武さんのレコードもあったと思うが、物販にはなく、残念だった。

レコードは、ネットで注文すると、壊れモノとして郵送されてくる。「壊れモノ」という響きがいいなぁと眺める。ジャケットは、絵画のように楽しめる。

11月19日は、wwwとwwwxが誕生した日で、
江﨑文武さんのお誕生日でもある。
最後の即興にハッピーバースデー♪を織り交ぜて演奏するあたり、ふふっと笑みが漏れてしまった。また、アンコール何弾こうかな、と舞台上で悩まれるあたりも、ここは家ですか?と、かつて、文武さんがアップライトを持ち込まれて弾かれた客席に座って聴いていたのですが、

演奏は、さらに研ぎ澄まされ、演奏の終わりに、とてつもなく、せつなくなるのでした。

文武さんの挑戦的な最後の即興には、時折りモリコーネを感じながら、いい湯だなぁレベルを超えてあつく、照明も合間って聴いていて汗をかいていました。

極私的な私信は、無事にご本人に届けられて、よかったのか……わかりませんが、お礼は伝えることができ、よかったです。

お二人の新作楽しみです。

(写真は、文武さんのInstagramストーリーより)

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