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次は綿谷りさ

こんばんは。

昨日は千と千尋についてわーっと書いて楽しかって、さて今日はどんな楽しいこと書こうかなぁって悩んでたら1時間くらい経ってしまったから、諦めて次に読む本を紹介したいと思います。

次読むと言いつつもう30ページくらいは読んでしまったんやけど。

綿谷りさの『手のひらの京(みやこ)』です。

中学生か高校生の時に何冊か綿谷りさの本は読みましたが、内容は全然覚えていません。

でもなんとなく好きな記憶はあって、むしろずっと「私は綿谷りさが好きだ」って信じてて。たぶん3個上くらいの知り合いに綿谷りさ好きがいてて、その人になんとなーく憧れがあって好きになって、そのままその気持ちが続いてるんやと思います。


大学時代は全然綿谷りさに触れずに過ごしてたんですけど、4年生のときにバイト先で触れる機会があってからなんとなく気になっていました。

でも読むには至らなかったんです。読まなくても好きってわかっていたから。この理由は意味わかんないですけど。


それで、大学時代は専ら西加奈子が好きな人として生きていて、最後の方は吉本ばななええやんって思ってたんですね。で、最近吉本ばなな読んでたらなんかちゃうな?って思うようになって、ふと「次は綿谷りさかもしれん」ってなったんです。

それで図書館で綿谷りさの本が並んでいる前に立つと、私の好きな京都の「京」の文字が入ったこの本を見つけて「これや!」って思いました。

綿谷りさが京都出身っていうことはバイト先で知っていたから、この「京」の文字は絶対京都の何かしらが入ってる!ってなったんです。日頃から京都の学生時代を思い出す私としては願ったり叶ったりです。


そして本を開いてみたら、案の定1ページ目から私らの大好きな鴨川の描写で2ページ目にはゼニガメをゲットしに行った思い出の京都府立植物園のこと。

好きな場所が小説に出てくるって嬉しいもんですね。


それで、読んでてなんで綿谷りさが好きなのかがわかりました。スッと内容が入ってくるからです。使う言葉も句読点の位置もどれもこれも私にぴったりのようです。前に読んでいた吉本ばななの本はひらがなの区切りがいまいち分かりにくくて、何度も同じところを色んな区切り方で読むってやってたら複雑な気持ちになって。その後の綿谷りさやから、そのスムーズさで小説を読む純粋な楽しさを思い出すことができました。

2人とも好きやけど、久々の綿谷りさが染み渡って幸せな気持ちでいっぱいです。

これから読むのが楽しみです。

いぇい!

追記

2年連続通って今年も行くであろう、大好きすぎる滋賀の湖水浴場、近江舞子も出てきて歓喜!

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