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過去の経験が今の自分を作る ~旅を仕事にする術とコーチングを学んだ自分の現在地~
「モチベーションの源泉」とは、自分が最もやりがいを感じ、活力を得るポイントのことを指します。
たとえば、「人から必要とされる瞬間」や、「難しい課題に挑戦し、自己成長を実感する場面」などが該当します。
「あなたのモチベーションの源泉は何ですか?」
そう聞かれたら、「人に大切にされた経験です」と即答できる自分がいる。
私は人に大切にされた経験から、誰かに対して満足感や喜びを与えられる人間になりたい。そう思って、日々を過ごしている。
自分にとって、過去のどういった経験が今の生き方に影響しているのか、少し振り返ってみる。
幼少期~現在・父親との関わり
父は、真面目で仕事に取り組む人。転勤も多く、家族にも言えない大変な思いをしてきたのだろう。それでも、休みの日には家族サービスを欠かさなかった。長期休暇には旅行にも連れて行ってくれて、たくさんの思い出ができた。
そうした姿を見て、自分自身も人を大切にしようと思った。
父は定年退職し、今は趣味のゴルフや最近始めた三線を楽しんでいる。自分は父にどんな恩返しができるのか、日々考えている。
19歳・大学のサークルの先輩
大学時代に所属していた軽音楽サークルでの出来事。入部して半年ぐらい、なかなか馴染むことができずに辞めようと考えていた。そんな自分を救ってくれたのは、先輩だった。
一緒にバンドを組んただけでなく、ご飯を一緒に食べたり一緒にカラオケに行ったりした。結果、楽しいサークル活動を送ることができた。
「後輩を大切にして、サークルを盛り上げてほしい」
卒業時に言われたその言葉、今でも忘れない。
23歳・新卒で入った会社の上司
新卒で、アパレルの販売職へと就職。その時の店長を今でも時々思い出す。
無愛想で意見を曲げず、私には接客をするよう指示するのに自分は接客しない。男は厳しくして当たり前、という考え方の人だった。
社会人としての基礎を身に着けられたことは感謝しているが、反面教師な要素が多かった。
自分はそういった振る舞いをしない、と思える経験。
26歳・予備校で勤務していた時の上司
仕事のことだけでなく、体調のことも気にかけてもらった。そして職場内の雰囲気も大切にしていて、私自身とても働きやすかった。
受験生の保護者(100名弱)を相手に、受験情報の講演を担当したことがある。結果は大失敗。アンケートて低評価が多数。私は上司に謝罪をした。そうしたら、予想もしない返答が返ってきた。
「逆にフォローできなくて申し訳ない。今回このような結果になってしまったのは、僕の責任だから」
この言葉にどれだけ救われたか。この人の為に頑張ろうと思えた出来事。
人のモチベーションに寄与する
3年半前にコーチングを受け、昨年キャリア支援を学び、ひたすら内省した末に「人のモチベーションに寄与する」という自分の軸を言語化した。
上記に書いたような「人に大切にされた経験から、今度は自分が誰かを満足できるようにする」これが今の私の行動指針。
正直、モチベーションなんて人によって差があると思っている。だから、全員に同じように振る舞う必要はない。私と一緒に仕事をして頑張れた、楽しかった、今日ポジティブに終われたと思ってもらえるだけでいい。
今年の8月からトラベルクリエイターを目指すPOOLOJOBに4期生として参加した。
参加者一人一人のの熱意が高く、Xの投稿や受講生専用のslackで何かを発信すると必ずリアクションを貰える。そんな素敵な環境で3カ月を過ごした。
自分もどんな価値を提供できるのか、どうやってモチベーションを与えられるのか考えてきたつもりだ。受講者のみなさんにとって良い影響を与えられたら、嬉しく思う。
正直、トラベルクリエイターとしての挑戦は道半ばだ。一歩ずつ前に進みながら、人のモチベーションに寄与することを忘れずに、これからを過ごしていこう。
コーチングを学んで
トラベルクリエイターの挑戦とは別にやりたいことがある。それは自分が学んだコーチングを誰かに還元していくこと。
コーチングで人生が変わりかけている、という記事を書いた。
少しでも誰かのモチベーションに影響を与えられるなら、そのお手伝いができればと思っている。
お問い合わせは、X(旧Twitter)のDMから。