ビジネス書と振り返る社会(2017)
前回に続いてビジネス書とともに2017年を振り返ろうと思う。
なお参考はflierのビジネス書グランプリ2017だ。
ビジネス書グランプリ第10位 いま世界の哲学者が考えていること
本著ではIT革命やバイオテクノロジー、哲学、宗教など様々な現代の課題について論じている。
昨年に続き、テクノロジーや思想の進化が起こることに不安を感じる人々の様子がうかがえる。
ビジネス書グランプリ第9位 バブル:日本迷走の原点
1986年から1991年におこったバブルを改めて振り返った著書。
ビジネス書グランプリ第8位 これからのマネジャーの教科書―自己変革し続けるための3つの力
ビジネス書グランプリ第7位 誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち
本著ではMP3を開発した技術者などを発売前のCDを盗んだ人と同じ扱いにしている。
そして彼らを音楽を殺した人と表現されている。
ウォークマンやスマホが流行していた当時、その便利さからCD産業は衰退していた。
音楽業界において機能よりも便利を追及するリスナーとその逆を求める発信者の齟齬が表れていた。
ビジネス書グランプリ第6位 USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
著者の森岡は過去最低の年間入場者数を記録したUSJを立て直し、15年には世界第4位のテーマパークにした。
その復活劇や新USJの演出は世間の関心を集めた。
ビジネス書グランプリ第5位 ザ・会社改造--340人からグローバル1万人企業へ
かつてトップを走っていた日本企業だが、近年は他国の企業に競争に敗れ、影の薄い存在になってしまった。
そんな日本企業が今とるべき改革とは何なのかについて迫っている。
ビジネス書グランプリ第4位 やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
本著は継続力について論じている。
情報過多社会になった現代で求められているのは情報量ではなく行動と継続であると多くのビジネスマンが気付いている。
ビジネス書グランプリ第3位 サピエンス全史 上下
人間(ホモ・サピエンス)の過去にフォーカスした本著は世界中でブームとなった。
人間至上主義についても触れられており、ヴィーガンと呼ばれる人たちの思想と連動していたと思われる。
ビジネス書グランプリ第2位 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則
テクノロジーが爆発的に進化するとささやかれ、注目度が高まっていた。
テクノロジーはAI、ブロックチェーン、IoTなどたくさんのものを指しており、どれが一番のビッグウェーブを起こすのかに関心が向いていた。
ビジネス書グランプリ第1位 LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
医療が進み、人の寿命がかつてより延びる時代に求められていることは何なのか。
経済や政治などの状況やテクノロジーの進歩の中で、それらに対する大きな不安を持つ人々が多く存在した。
まとめ
当時も現在も時代の転換期ということもあって表題がスケールの大きなものばかりに感じる。
これは当時のひとたちの期待と不安を表しているように感じる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ライティングなかなか難しい。至らぬ点はインスタグラムなどでご指摘ください。
よろしくお願いします。
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