思い出の味
今年の娘の誕生日は珍しく丸1日お休みだったので、それならばと腕によりをかけて何か美味しいものを作ろう!
と思いましたが、いざ作るとなると案外、メニューが思い浮かばないもので。
結局、いつも作るものを丁寧にゆっくり時間をかけて作ってみることにしました。
サラダは13種類の野菜を使って、函館で買ったロースハムをカリッと焼いて散らし、
すりおろしりんごのドレッシングを添えて。
スープは塩揉みした塊肉でスープをとって根菜をゴロゴロ入れたポトフに。
マスタードはポメリーを。
それと魚介のグラタン。
忙しい時はオリーブオイルで具を炒め小麦粉入れて牛乳を入れてざーっと作るのだけど、
なんてったって今日はパーティー。
バターをふんだんに使ってベシャメルソースを作るところから始めました。
あ〜なんて良い匂い!
バターと小麦粉を炒めてる匂いって幸せの匂いがします。
味見した時なんだかとても懐かしくなりました。
子どもの頃、
父の仕事の関係で我が家にはいつもバターがたくさんありました。
父はカリフラワーや牡蠣のクリーム煮が好きで、休みの日の朝はクリーム煮がテーブルに並ぶことが多かったのです。
ーそっか、お母さんは料理がヘタクソだと思ってたけど、ホワイトソースは上手だったんだ。和食が苦手だったんだー
グラタンを作りながらそんなことを思いました。
60過ぎてからお袋の味に気づくなんて。
味や匂いって不思議です。
バターをたくさん使ったグラタンはなんと美味しいこと!
デザートはケーキ。
スポンジは昨夜焼いておきました。
適当だけど、生クリームとイチゴを飾るとお誕生日感がすごく出ます。
家で作ったケーキはたくさん食べられるのです。
今日はコレステロールのことは忘れて、思いっきり食べました。
お誕生日万歳です!