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【日記】不定スーダラ週報202309025週

寒暖

だいたいみんな夜勤というのをいやがるというか苦手とするようだけれども私は完全に昼間の勤務よりも夜勤の方が好きで皆さんなぜ夜勤が嫌いなのかと言えばこれは昼間寝られないからという人が多いしかし私は特に昼間だから寝られないということがなく睡眠時間も他のシフトと変わらないのに夜のほうが眠気が少ないタイプのようで職場にも人が少なく落ち着いた感じのする夜に労働するのは楽ちんなのだなので今週も先週ほどの眠気は無いし業務自体も楽ちんだったのだけどなにしろ季節の変わり目なので冷房がガンガンにかけっぱなしの職場が寒くて送風に切り替えたり翌日になると汗ばむほどに暑くてまた冷房に切り替えたりとそういう手間も発生しつつ気圧にしろ温度にしろ体調に対してダイレクトに響いてくる感覚があるこれは私だけなのかも知れないが季節の変わり目になるとだいたいトイレが近くなったりするおそらく自律神経の混乱に依るものなのだろうけど現場作業中に尿意が強くなるとその度に班長を呼び出したりしなければならずタイミング的なものも考慮しなければならないという面からもなかなかの難儀昔から季節の変わり目は変な人が増えてくるというような事を言うのだが実際私等よりも敏感な人などは自律神経の混乱から精神的に辛くなって中には一時的に錯乱気味になる人だっているのかもしれんなぁと勝手に推察それにしても最近ちょっと過度な錯乱をした人が起こす事件て多すぎないか?と勝手に訝しんでいる凶悪事件自体は少し前から増加傾向にあるのは間違いないのだけどとにかく常軌を逸した感じの事件が多いし人がバンバン殺されているように思えて気持ちが悪いなにしろ特にその人をターゲットにしてるわけじゃなくてだけれでも良かったんだけどたまたまそこにいたからという不運で殺されてしまう人たちそしてなにしろ理由自体があるのかないのかわからないことであるということはいつでもどこでも誰にでも起こり得る事であるのだろうしまぁ私らのようにけっこうな年月生きている者はまだしもこれから先のある若者が犠牲になったりするのは大げさではなく胸がキリキリする思いだキリキリすると言えばあいも変わらず小さな子供が親だとか親の交際相手だとかに殺されてしまうような事件も多発しているけれどもこんな事件は私が子供の時分にはほとんど起きていなかったそもそも殺人事件自体が少なくてそれほど頻繁にニュースにはならなかったのだが今は毎日のように起きているように思えてほんとに物騒私が子供の頃このあたりの田舎では昼間に家の施錠をする人なんて皆無だったのにもうこのズボラな私でさえ施錠がクセになっていてちょっと散歩に出るだけでも施錠するようになってしまったほんと色々よくない傾向自分の書く小説ではどちらかというと衝動に任せて爆発する人間を描くことが多いのだけどこれは決してその行為を肯定しているわけではない小説はフィクションでありファンタジーであり思考の流動性とそこから派生する連想と想像力で構築していく創造物だと思っているだから真面目すぎるほど真面目に生きている人間が日常生活の中で体験するほんの些末な出来事を発端に何もかもが瓦解し爆発的な狂気に走ったことを想像しそのズレていく思考を辿り言語化する例えば現実にそのズレが抱えきれないほど大きくなってしまった事に気づいた時それを文字なり音なり絵なりその他どんな形でもいいので吐き出してしまう方向に目が向いたらどうなのだろうかと想像したりするしかしこれは文章を書くことでカタルシスを得る私の傲慢な考えとも言えるしでもでもでもでも子供に対しては理由付けは効かない例えば親が私などの想像を遥かに超える窮地に立たされて爆発したとして子供は親とともにその窮地を経験した上で親から更に追い詰められしかしその窮状を自らが理解できぬ故狂気に走ることさえ出来ずただただ絶望に追い込まれてしまうのだ幼い子どもが爆発することができるのなら狂気を孕んだ親に対して立ち向かうこともできるだろうが子供はどこまでも親への信頼感と与えられた絶望の間で隷属的な立場になってしまうしかないのだ本当に息苦しいこと本当に憤激の感情が湧いてくるようなことだ窮地に立たされたなら脱するためにどんなことでもするべきであると思うその窮地から何も考えずに逃げ出すことだって脱する方法だろうだが自らの辛さを他者への攻撃として展開しても決してそこから脱することは出来ないその辛さ苦しさは微かにも動かずその後にそれを遥かに凌駕する苦悶遥かに凌駕する現実の地獄が待つだけだその地獄に子供を連れて行くのはやめて共にどこまでも逃げろそれならその先の何処かで幸せを手に入れる可能性は残される

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