業20230202TH
昨日の朝礼。「2月度の負荷対応がどうなるかまだ決定していません」
当社、こういう重要な事に対する決定が年々あやふやになっている。昨日はもう2月に入っているのに2月の対応が決まっていないという状況は東証プライムに上場している企業としてどうなの?というのが私の意見。もっと言うと、高負荷高負荷といいながら、今週は休日出勤をしてはならないというお達しが突然発令されたらしく、休日出勤前提で進めていた仕事に大きな支障をきたし、逆に減産減産で調整しまくったら金曜日を半日休まなければならなくなってしまったというまるで落語のようなオチである。
いろいろ回復基調にある世の中で当社だけがいまだにうろたえているように思える。なんかこう、グローバルとかって言葉を容易く使いたがるんだけど、どう見ても超ローカル、とてもじゃないが世界に通用する企業体質ではない。ここ数年、賃金についても親会社ともいえる国内最大自動車製造業T社をはじめとして大幅アップする傾向にあるというのに相変わらず頑なに定期昇給しか行わない。時価総額なんか底辺をうろついているのになぜか役員報酬はトップ100に入り込んでいる。でも従業員の賃上げはしない。数年前は内部留保が多すぎると厚労省から指摘され、慌てて海外への投資をし始めたはいいが、国内の企業体質をそのまま持って行こうとしたので従業員が嫌になってみんな辞めてしまって撤退。巨額の投資がパーである。まぁ、それでも潰れないあたりは感心する部分であるが、なにしろ消極経営で全てが後手後手になっている。後手後手が加速している。
今年の賃闘、日本中がアップに向けている中、当社はどう回答するのか。楽しみではある。昨年末来人手が不足していよいよ生産が回らなくなり、現場作業を全く知らない間接部門の従業員を投入、とりあえず頭数だけ揃えて後は現場サイドでどうにかしろと言う事になっているのだが、経験のない人間はいきなりぶち込まれて泣きそうな顔で戸惑い、現場は素人を押し付けられ不良品の山を眺めながら呆然としている。現場と経営側の意識の乖離が大きすぎるのだ。
先日、技術畑のスタッフに聴いた話では、入社数年の若い世代がどんどんと辞めて行っているらしい。まぁ私自身はもうじき定年でもあるし、ぶっちゃけ先の事は知った事じゃないのだが、改革がなされなければ廃れ、いずれは淘汰されてしまうのだろうなぁこういう企業は。と、思ってしまう事が度々ある最近。
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